2019.12.31 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
「CrystalDiskMark 7.0.0」からは、「MB/sec」表示(左)に加え、ランダムアクセスの指標となる「IOPS」表示(右)も可能になった |
「CrystalDiskMark」は、SSDやHDDなど、ストレージのシーケンシャルおよびランダムアクセスの最高性能を測定できるベンチマークソフト。ソフトウェアエンジンにはMicrosoft「DiskSpd」を利用し、キューやスレッド数の指定にも対応。またデータは圧縮率の高い「デフォルト (ランダム)」と圧縮率の低い「All 0×00 (0Fill)」が選択でき、SSDならコントローラの圧縮率への影響も確認できる。
測定はデータサイズ16MiB、64MiB、256MiB、1GiB、4GiB、16GiB、64GiBの7種類。テスト回数は「5回」の設定で行い、シーケンシャル性能の表す「MB/s」とランダム性能を表す「IOPS」を取得。なおM.2 SSDのヒートシンク性能を確認する負荷テストを行う場合は、データサイズ64GiB、テスト回数「9回」を3回連続で実施する。
「AS SSD Benchmark」は、ストレージのシーケンシャル/ランダムアクセス性能を測定できる総合ベンチマークソフト。転送速度に加えて、総合スコアも表示されるため、ストレージの性能を相対的に比較可能。さらに「AS SSD Compression-Benchmark」を使えば、シーケンシャルアクセスの圧縮率の影響も確認できる。
「AS SSD Compression-Benchmark」では、シーケンシャルアクセスの圧縮率の影響を視覚的に把握できる |
基本的に計測は標準設定のままで行い、データサイズは「1GB」、テストは「Seq」「4K」「4K-64Thrd」「Acc.time」の4種類を選択する。
「HD Tune Pro」は、ストレージベンチマークの他、健康状態(S.M.A.R.T.値)や、エラースキャン機能などを搭載した統合ユーティリティソフト。
File Benchmark | Random Access |
基本的にシーケンシャルアクセス性能とデータ転送のブレを測定する「Benchmark」(Read/Write)、最高性能やブロックサイズごとのシーケンシャルアクセス性能を測定する「File Benchmark」、ランダムアクセス性能を測定する「Random Access」(Read/Write)の5種類のテストを使用する。
「ATTO Disk Benchmark」は、ストレージのシーケンシャルアクセス性能とブロックサイズごとの性能を測定するベンチマークソフト。基本的には標準設定のままで行い、I/O Sizeは512B~64MB、File Sizeは256MBを選択する。