2019.12.31 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
「AIDA 64」は、システム情報の確認や、ベンチマーク、ストレステストなどの機能を統合した、FinalWireが提供しているユーティリティスイート。
「System Stability Test」 |
基本的に電源ユニットのストレステストや電圧変動を計測するため「System Stability Test」を使用。なおストレステスト実行時は、できる限り高い負荷が掛かるよう「Stress CPU」「Stress FPU」「Stress cache」「Stress system memory」「Stress local disks」「Stress GPU(s)」のすべての項目を選択する。
「Puget Systems Adobe Photoshop CC Benchmark」は、定番の画像編集ツール「Adobe Photoshop CC」の性能を把握できる、Puget Systemsが公開しているスクリプトベンチマーク。基準となるリファレンススコアが用意されているため、PCの性能をわかりやすく数値化することができる。
テストは、1,800万画素のRAWデータ画像を「展開」「回転」「リサイズ」「保存」する「General Score」、フィルタ関連の処理として「Camera Rawフィルター」「ノイズ除去」「各種ブラー処理」を行う「Filter Score」、グラフィックスカードの性能が重要になる「リサイズ」「ぼかし」「チルトシフトブラー」「アイリスブラー」などを行う「GPU Score」、RAWデータの「パノラマ合成」を行う「Photomerge Score」の4種類。またそれらの合計スコアとして「Overall Basic Score」が用意される。
「Puget Systems Adobe Premiere Pro CC Benchmark」は、プロフェッショナル向け映像編集ツール「Adobe Premiere Pro」の性能を把握できる、Puget Systemsが公開しているスクリプトベンチマーク。基準となるリファレンススコアが用意されているため、PCの性能をわかりやすく数値化することができる。
テストは、4K@59.94fpsのH.264/ProRes422/REDメディアファイルを使い、「Lumetri Color」によるカラーグレーディングと、「MultiCam」による4トラックから成る全12クリップのシーケンス再生を行う「Standard Live Playback Score」、メディアの出力性能を測定する「Standard Export Score」、CPU/GPUによる個別処理を実行し、それらの結果をもとに総合的にスコアを算出する「Overall Standard Score」の3種類が用意される。
「Puget Systems Adobe After Effects CC Benchmark」は、プロフェッショナル向けのモーショングラフィックスツール「Adobe After Effects」の性能を把握できる、Puget Systemsが公開しているスクリプトベンチマーク。基準となるリファレンススコアが用意されているため、PCの性能をわかりやすく数値化することができる。
テストは、コンポジションのレンダリングを行う「Render Score」、レンダリングを行わないRAMプレビュー「Preview Score」、3D Camera Trackerの解析処理を行う「Tracking Score」の3種類。またそれらの合計スコアとして「Overall Basic Score」が用意される。
「BBench」はノートPCのバッテリ残量と電源の状態を計測できるベンチマークソフト。キーボード押下のエミュレート機能と、Web巡回機能を搭載しており、比較的軽い処理におけるバッテリ駆動時間を計測できる。
「BBench」テスト中は「ディスプレイの電源を切る」や「コンピューターをスリープ状態にする」の設定はいずれも「適用しない」設定で計測を行う |
ノートPCの電源プランは「バランス」またはメーカー独自の推奨設定、電源モードは「より良いバッテリー」で、ワイヤレス機能は有効に設定。また「BBench」は「Web巡回間隔」が60秒ごと、「キーストローク間隔」が10秒ごとに設定して測定する。