エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.817
2020.01.11 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
続いては、より実際のゲーミングシーンを想定し、人気MMO RPGタイトルの最新アップデート版「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ」の公式ベンチマークテストを動作させてみる。描画品質を“最高品質”に設定し、1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3パターンの解像度におけるスコアを見ていこう。
ベンチマークテストにおける“非常に快適”のラインは7,000だが、フルHDおよびWQHD環境では、その基準をダブルスコアでクリア。4K環境でも“とても快適”で遊べるスコアをマークしており、一般的なオンラインゲームであれば、高画質のまま幅広い解像度で遊べる。平均フレームレートもフルHDで116fps、WQHDで82fpsを稼いでいることから、高リフレッシュレートのゲーミング液晶を組み合わせたプレイを検討してもいい。
より重量級のタイトルである「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」の公式ベンチマークテストでは、どのような結果になるだろうか。描画品質は“高品質”に設定し、先ほど同様に1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3パターンの解像度で計測を行った。
快適なフルHDゲーミング性能を備えた機種とあって、重量級タイトルながら、フルHD環境では“快適”なスコアをマーク。WQHD環境でも“やや快適”なスコアを獲得しており、より高い解像度でも標準的な動作が見込める。「AORUS GPC-01R」は、本来の想定されている環境において、十分な性能が発揮できているようだ。
また、GeForce RTXシリーズの機能である「DLSS(Deep Learning Super-Sampling/4K解像度のみ利用可能)」を有効化することで、4K環境のスコアが“普通”から“やや快適”に改善する点にも注目。DLSS対応タイトルであれば、描画品質を維持しつつゲームパフォーマンスを向上させることができるというワケだ。
実動テストのラストは、リアルタイムレイトレーシング機能の「DXR(DirectX Raytracing)」にも対応する「Battlefield V」で締めくくろう。APIはDirectX 12を選択し、描画品質は“最高”、解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3パターンに設定した。シングルプレイヤーモード「大戦の書」の「北極光」をプレイし、その際のフレームレートを確認してみよう。
まず通常プレイの結果から見ていこう。「AORUS GPC-01R」の“主戦場”にあたるフルHD環境では、平均100fpsオーバーの良好な結果が出ている。120Hz駆動の高リフレッシュレート液晶を組み合わせた場合でも、十分にそのポテンシャルを発揮できそうだ。
また、WQHD環境でもほぼ平均60fpsをマークしていることから、十分に快適なプレイが可能。高リフレッシュレートで遊ぶか、高解像度を求めるのか、手持ちのディスプレイや好みに合わせたプレイスタイルが選べる。
描画品質とプレイ体験を向上させる「DXR」は、有効化すれば大幅に処理が重くなってしまう。どの解像度でも通常プレイ時からフレームレートが半減(かそれ以上に減少)しているが、フルHD環境であれば、なんとかコンシューマゲーム機レベルで遊ぶことができる。ただしその場合は、NVIDIA G-Sync対応のディスプレイを組み合わせて滑らかさを補うなど、周辺機器のサポートが欲しいところだ。