エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.818
2020.01.14 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
まずは定番の3Dレンダリングベンチマークテスト「CINEBENCH R15/R20」で、CPUコアの純粋な性能をチェックしていこう。
まず「CINEBENCH R15」のスコアを確認するとシングルコアテストが138cb、マルチコアテストは649cbで、SMTの効果もしっかりと発揮されている。またベンチマークソフトに登録されているCPUと比較したところ、いずれもIvy BridgeのハイエンドモデルCore i7-3770とほぼ同等のスコアだった。
続いて「CINEBENCH R20」のスコアを確認すると、シングルコアテストは344pts、マルチコアテストは1,452ptsで、こちらもSMTの効果は確実にある。またベンチマークソフトに登録されているCPUとの比較では、シングルコアテストはCore i7-6700HQとほぼ同等。マルチコアテストはCore i7-6700HQとの差はやや大きいものの、Core i7-4850HQに迫るスコアを計測した。「CINEBENCH」系の結果を見る限り、Ivy BridgeやHaswell世代のクアッドコアCPUに近い性能を備えていることがわかる。
3DMarkを起動すると表示される推奨テスト(Recommended)は「Sky Diver」だった |
続いて定番の3Dベンチマークソフト「3DMark」を使いグラフィックス性能をチェックしていこう。プリセットは起動時に推奨テストとして表示される「Sky Diver」と、内蔵グラフィックスにはやや荷が重いであろう「Fire Strike」の2種類を使用した。
「Sky Diver」は、総合スコア、Graphics scoreとも7,000ポイントを超える良好なスコア。Graphics testのフレームレートはいずれも30fpsを超え、比較的負荷の軽いゲームであればフルHD解像度でも快適にプレイできるだろう。一方、「Fire Strike」では総合スコア、Graphics scoreとも2,000ポイント前半にとどまる厳しい結果。Graphics testのフレームレートも10fps前後までしか上がらず、テスト中はコマ送りに近い状態だった。