エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.821
2020.01.25 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
ここからは「ROG-STRIX-RX5600XT-O6G-GAMING」を分解し、まずはVGAクーラーの詳細をチェックする |
「ROG-STRIX-RX5600XT-O6G-GAMING」のVGAクーラーには、精密機械加工によって平滑度は従来の10倍、GPUの接触面積は2倍以上を誇る「MaxContact Technology」を採用。さらにフィン部分だけでほぼ2スロット(ファンやカバーを含めると2.7スロット)を専有する大型のヒートシンク搭載することで、放熱面積を拡大し、冷却性能を高めているワケだ。
精密機械加工によって、平らになるよう研磨された鏡面仕上げの「MaxContact Technology」を採用 |
ヒートシンクは基板上のコンポーネントと干渉しないよう、細かく凹凸が設けられている |
「MaxContact Technology」を採用する受熱ベース。表面にはニッケルメッキ加工が施されていた |
受熱ベースにはφ6mm×6本ヒートパイプを実装。GPUの熱を効率よくヒートシンク全体に移動する仕組み |
MOSFET冷却部分にも熱伝導シートが貼り付けられており、ヒートシンクでまとめて冷却する | メモリ部分には熱伝導シートがなく、ヒートシンクは直接接触していなかった |
そして3基の冷却ファンには、大型ブレード用の小型ハブと下向きの空気圧を高める効果があるというバリアリングを備えた「Axial-tech Fan」を採用。さらにGPUの温度が50℃未満の状態ならファンの回転を停止する「0dB Technology」にも対応するため、アイドル時や低負荷時は無音動作が可能だ。
3基の冷却ファンはいずれもファンカバーではなくヒートシンクに固定 |
3基のファンを搭載することで、カードのほぼ全体にエアを吹き付けることができる |
それぞれのファンコネクタは1本に連結され、基板先端にあるファンコネクタに接続 |
バリアリングを備えた「Axial-tech Fan」の直径はいずれも実測約87mm |
ファンカバーにはイルミネーション用LEDバーが張り巡らされていた |
ヒートシンクの長さは実測244mm(ヒートパイプ部除く)。強化フレームの固定金具があるリアインターフェイス付近以外はほぼ基板全面をカバーしている |