エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.821
2020.01.25 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
続いて、人気MMO RPGの最新アップデート版「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ」の公式ベンチマークテストのスコアを確認していこう。
1,920×1,080ドットでは16,851ポイントを獲得し、最高判定の「非常に快適」となる7,000ポイントをダブルスコアでクリア。2,560×1,440ドットでも11,714ポイントで、ラクに上回る。3,840×2,160ドットでは、上から2番目の「とても快適」に判定は落ちてしまうが、比較的ライトなゲームや古めのゲームなら、4Kクラスの高解像度液晶との組み合わせも十分実用的だ。また1,920×1,080ドットでは、Radeon RX 5700 XTとの差が3%まで縮まっている点にも注目したい。
RPGゲームながら、非常に重いタイトルとして知られる「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」のベンチマークスコアもチェックしておこう。
もともとNVIDIA GeForceシリーズに最適化されているため、AMD Radeonシリーズが苦手としているベンチマークだが、1,920×1,080ドットでは6,041ポイントで判定は「快適」。高画質な設定でもストレスなくゲームを楽しめる。ただし、2,560×1,440ドットでは4,643ポイントで「やや快適」、3,840×2,160ドットでは2,793ポイントで「やや重い」まで判定が下がってしまう。「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」をプレイする場合は、Radeon RX 5600 XTがターゲットに据えるフルHD解像度までと考えておくのが良さそうだ。
またRadeon RX 5700 XTとの比較ではいずれも約22%の差がついた。このことからGPUへの負荷が高いゲームでは、解像度が低くてもメモリ帯域やメモリ容量の違いが大きく描画性能に影響することがわかる。