エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.825
2020.02.02 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
オーディオ回路には、Realtek ALC4050H+ALC1220をベースとした7.1ch対応の「Purity Sound 4」を搭載。ニチコン製の音響コンデンサ「ファインゴールドシリーズ」を採用するほか、左右チャンネルのレイヤーを分離させてクロストークの発生を防ぐ構造など、高音質・低ノイズ志向の設計になっている。また、フロントオーディオ用には、最大600Ω対応のヘッドホンアンプTI「NE5532」を実装。ハイエンドクラスのゲーミングヘッドセットを駆動させることが可能だ。
高音質オーディオ回路「Purity Sound 4」を搭載。普段はノイズ干渉を抑えるアルミ製カバーで覆われている |
Realtek ALC4050H+ALC1220チップ、ヘッドホンアンプ「NE5532」などで構成。コンデンサには、音響用の「ファインゴールドシリーズ」が採用されている |
続いてバックパネルをチェックしていこう。充実したネットワーク機能を備えた「TRX40 Taichi」の有線LANは、IntelチップのギガビットLANと2.5ギガビットLAN「Dragon 2.5 Gb/s LAN」(Realtek RTL8125AG)の2系統を実装。Wi-Fi 6こと802.11ax無線LANも搭載し、対応環境ではギガビット有線LANを超える速度をワイヤレスで実現する。
また、最大20Gbps転送に対応する、最新規格のUSB3.2 Gen.2×2(Type-C)ポートを装備。CPUレスでBIOSアップデートが可能な「BIOS Flashback」ボタンも備えている。
最大2.5ギガのマルチギガビットLANや最新USB規格を備えた、充実のインターフェイス。一体型のI/Oパネルは、位置の微調整が可能な「Flexible I/O Shield」が採用されている |
最後にあらためて基板上に実装されたICチップやコントローラ、その他機能をチェック。画像セッションを締めくくろう。
Realtekのゲーミング向けDragonブランドの2.5ギガビットLANコントローラ「RTL8125AG」 |
IntelのギガビットLANコントローラ「I211-AT」。すぐ近くには、電源回路のPWMコントローラ「ISL69247」が実装されている |
Wi-Fi 6(802.11ax)+Bluetooth 5.0に対応する、Intel製ワイヤレスモジュール「AX200NGW」。M.2スロットと向かい合わせに実装されている |
I/Oカバーとヒートシンクを取り外した状態のメモリスロット付近。電源回路や各種コントローラが隙間なく詰め込まれている | CPU・メモリの電源回路に用いられているのは、パワーMOSFETとドライバICを1パッケージに集積した、ハイエンド向けの「Dr. MOS」だ |
PCI-Express4.0用のスイッチングチップPericom Semiconductor「PI3EQX16」 | I/OコントローラNuvoton「NCT6796D-R」 |
アドレサブル対応の3pin RGBヘッダと、4pinの汎用RGBヘッダ。マザーボード下部と右上の2箇所に実装され、複数のRGBデバイスを接続できる |
バラック状態で使用する際に便利な、電源・リセットボタン「Smart Switches」。デバッグコードを表示する「Dr. Debug」、BIOSクリアボタンも周囲に実装されている |