エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.830
2020.02.15 更新
文:/撮影・pepe
日本HP「OMEN Obelisk Desktop 875-0208jp」 基本構成価格税抜114,800円より(2020年2月現在) 製品情報(日本HP) |
エルミタ読者がゲーミングPCを購入しようと思ったら、いの一番に秋葉原のショップブランドを思い浮かべるだろうか。しかし大手メーカーもそれぞれ独自のゲーミングPCブランドを展開しており、これがなかなか侮れない。その代表格が日本HP、イマイチピンとこないという人も「OMEN(オーメン)」のブランド名には聞き覚えがあるハズだ。
日本HPのゲーミングPCは、2006年頃に発表されたハイエンドシリーズ「VooDoo」が前身になっており、その歴史は古い。本格水冷ゲーミングマシン「VooDoo OMEN」のような攻めた構成のPCを手がけるなど、以前よりゲーマー好きする尖った要素と優れた技術力で鳴らした。その後、2016年より名称を「OMEN」シリーズに完全移行。日本HPが誇る生粋のゲーミングブランドとして、市場で確かな地位を築いている。
現在の日本HPが誇る生粋のゲーミングブランド「OMEN」 |
今回検証する「OMEN by HP Obelisk Desktop」の基本構成を確認していこう。標準搭載されるCPUやグラフィックスカードの構成違いから、3つのモデルをラインナップしている。Ryzen 5 3500とRadeon RX 5700を搭載するモデレートモデル「875-0206jp」、Ryzen 7 3700XとRadeon RX 5700を搭載するアドバンスモデル「875-0207jp」、そして今回借り受けたRyzen 7 3700XとRadeon RX 5700 XT搭載のアドバンスプラスモデル「875-0208jp」だ。
それ以外のパーツは基本的に共通構成となっており、マザーボードはAMD B450チップを搭載したHPカスタムモデル「Moria2」を採用。メインメモリはKingston HyperX FURY DDR4-2666MHz 16GB(8GBx2枚)、ストレージはNVMe対応の256GBのM.2 SSDと2TBの2.5インチHDD、電源ユニットは500W、OSはWindows 10 Pro 64bit版がプリインストールされる。
また特徴的なオリジナルのPCケースは、外形寸法が幅165mm、奥行き390mm、高さ436mmで筐体容積は25L。一般的なミドルタワータイプのPCケースと比較すると横幅と奥行きがコンパクトであることが分かる。
オリジナルのミドルタワーケースを採用 |
その他周辺機器はオプション扱いとなっているが、ゲーミングブランドである「OMEN」のゲーミング液晶やマウス、キーボード、ヘッドセットなど、今回の検証に合わせて借り受けることができたため、後ほどご紹介しよう。