エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.830
2020.02.15 更新
文:/撮影・pepe
外観を確認したところで、内部構造の詳細を確認していこう。今回の評価機は「OMEN by HP Obelisk Desktop」の最上位となるアドバンスプラスモデル「875-0208jp」だ。搭載されるCPUは、AMDの第3世代Ryzen 7 3700X(8コア/16スレッド/3.6GHz/最大ブーストクロック4.4GHz/32MB/TDP65W)、CPUの冷却にはトップフロータイプのオリジナルCPUクーラーが採用されている。BTOではないため細かいカスタマイズは出来ないが、「OMEN」ブランドのゲーミング液晶、各種デバイス等をオプションとして追加することができる。
「OMEN by HP Obelisk Desktop 875-0208jp」に搭載されるCPUは、AMDの第3世代Ryzen 7 3700X。冷却は80mmサイズのファンを搭載するトップフロータイプのオリジナルCPUクーラーが採用されている |
メインメモリは、KingstonのHyperX FURY DDR4-2666MHz、8GB×2枚の16GBが標準搭載される。シンプルなデザインだがヒートシンク付きのゲーミングメモリだ。
8GBモジュール「HP26D4U9S8ME-8X」を搭載、動作クロックはDDR4-2666MHz、動作電圧は定格の1.20V |
グラフィックスカードには、リファレンスデザインのAMD Radeon RX 5700 XTが搭載される。7nmプロセスのRDNAアーキテクチャーによって大幅に改善されたレイテンシと応答性能、入力遅延を最大31%低減する「Radeon Anti-Lag」や、グラフィックスイメージのディテールを強化する「Radeon Image Sharpening」等、最新のテクノロジーを搭載したAMD Radeon RX 5000シリーズの最上位モデルだ。冷却はシロッコファンを採用する2スロット占有の外排気クーラー、補助電源コネクタは8Pin+6Pin仕様、出力インターフェースはHDMI×1、DisplayPort×3を搭載する。
リファレンスデザインのAMD Radeon RX 5700 XTを搭載 |
ストレージはCドライブにNVMeに対応する256GBのM.2 SSD、Dドライブに2TBの3.5インチHDDが標準搭載される。Windows OSやそのアップデートを踏まえるとCドライブだけでは心細いが、Dドライブの2TB HDDによりその不安は解消される。利用頻度の低いアプリケーションや容量の大きなデータはDドライブで管理すると良いだろう。
評価機はCドライブにSamsung製のコントローラーを搭載した、MZVLB256HAHQ-000H1が採用されている |
評価機はDドライブにSeagate BarraCuda ST2000DM008が搭載される |
電源ユニットはケーブルが固定されている直付けタイプ、500W出力の静音電源ユニットが採用されている。さらに、AMD B450チップを搭載したHPカスタムモデル「Moria2」マザーボードを採用しているため、マザーボードのATX24ピンコネクタが電源ユニットとかなり近い位置にあるのが分かる。ケース内の配線で太くてかさばる電源ケーブルも専用設計によりコンパクトにまとまっている。
電源ユニットから出たケーブルはケース内を巡ることなくコンパクトにまとめられている |