エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.830
2020.02.15 更新
文:/撮影・pepe
「OMEN by HP Obelisk Desktop」をはじめとする「OMEN」ブランドの周辺機器は、プリインストールされているシステムモニタリングツール「OMEN Command Center」によって、パフォーマンスの監視、オーバークロック、ネットワークの最適化、LED制御といった機能を集中管理することができる。
「OMEN Command Center」を起動させるとシステムモニターが表示され、現在のGPU、CPU、メモリの使用率や温度などをモニタリングすることができる。画面左部分には「OMEN Command Center」から設定可能な各種項目が表示される。
「OMEN Command Center」の起動画面 |
「LEDコントロール」項目では、フロントベゼルとサイドパネル内部の 2 箇所に設けられたライティングゾーンのLEDカラーを個別に制御することはもちろん、プリセットされた 5 つのアニメーションから選択して自分の好みにカスタマイズすることもできる。
LEDを個別に制御するスタティック、プリセットされたアニメーションの他、任意で点灯OFFにすることもできる |
「ネットワーク」項目ではアプリケーションが使用する帯域の使用状況をモニタリング、個別にネットワークの帯域制限をかけることができる。起動時は「オフ」となっているが、「自動」を選択するとフォアグラウンド、バックグラウンドを判別して帯域を自動制御する。また「カスタム」を選択すれば個別に帯域制限を調整することができるようになる。
バックグラウンドのアプリのトラフィックを制限することで、たとえばオンラインゲームプレイ時の回線ラグを抑制できる |
さらに対応する「OMEN」ブランドの周辺機器もここから制御可能だ。LEDコントロールはもちろん、液晶ディスプレイであればピクチャーモードの変更、マウスであればDPI調整、ヘッドセットはオーディオレベルやサラウンド、イコライザーの設定などが可能になる。
ゲーミング液晶「OMEN X 25f」はLEDイルミネーションの他、ピクチャーモードを変更することができる |
ワイヤレスマウス「PHOTON」はDPI調整、ヘッドセット「Mindframe PRIME」は各種サウンド設定が可能になる |
ここからはベンチマークテストを実施して、「OMEN by HP Obelisk Desktop 875-0208jp」のパフォーマンスを検証していく。
「CPU-Z 1.91.0」でCPUを確認、8コア16スレッドを実現するAMD Ryzen 7 3700Xを搭載し、マザーボードにはAMD B450チップを搭載したHPカスタムモデル「Moria2」を採用する |
メモリはKingstonのHyperX FURY 16GB(8GB×2枚)構成、動作クロックはDDR4-2666MHz、動作電圧は1.20V |
「GPU-Z 2.29.0」でGPUを確認、AMD Radeon RX 5700XTであることが分かる。ベースクロックは1,755MHz、ブーストクロックは1,905MHzとなっている | デバイスマネージャーでも各種デバイスがしっかりと認識されている |