エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.832
2020.02.19 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
続いて「HD Tune Pro 5.70」を使い、より詳細な挙動とパフォーマンスをチェックしていこう。
【Benchmark Read】 |
【Benchmark Write】 |
【FileBenchmark】 |
【Random Access Read】 |
【Random Access Write】 |
シーケンシャルアクセスを確認すると読込は「Benchmark Read」「FileBenchmark」ともほぼフラットで安定したグラフ。一方、書込はいずれもキャッシュのフラッシュが発生し、定期的に落ち込みが見られる。フラッシュが完了すれば、すぐに転送速度は回復するため、一般的な用途であれば大きな問題になることはないだろうが、テストによってDRAMキャッシュレスの影響が出ることは覚えておく必要がある。またランダムアクセスは読込、書込とも最高で40,000IOPSを超え、NVMe M.2 SSDの中でもかなり高速な部類だ。
次に「ATTO Disk Benchmark 4.00」でもシーケンシャルアクセスの性能をチェックしておこう。
【ATTO Disk Benchmark 4.00】 |
読込は1.94GB/sec(約1,986MB/sec)、書込は1.62GB/sec(約1,658MB/sec)でいずれもほぼ公称値通り。さらにデータサイズ256KB以降はほとんどスコアのブレもない。ここまでの結果を見る限り、シーケンシャルアクセスについては、高速かつ安定した転送が期待できる。