エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.836
2020.02.29 更新
文:撮影・pepe
日本HP「ENVY x360 13-ar0102AU」 実勢売価税抜119,500円~(2020年2月現在) 製品情報(日本HP) |
今回検証する「ENVY x360 13」の製品仕様やモデルについて説明していこう。 CPUはモバイル向けAPU「Ryzen Mobile」を採用、AMD Ryzen 3 3300Uとメインメモリ8GBを搭載する「ベーシックモデル」、 AMD Ryzen 5 3500Uとメインメモリ8GBを搭載し、ストレージ容量が256GBの「スタンダードモデル」 、ストレージ容量が512GBの「スタンダードプラスモデル」 、そして今回借り受けることができたAMD Ryzen 7 3700Uとメインメモリ16GBを搭載する最上位の「パフォーマンスモデル」からなる4つのラインナップで構成されている。
また、APUである「Ryzen Mobile」は統合型グラフィックスを内蔵、パフォーマンスモデルとなる「ENVY x360 13-ar0102AU」は、GPUコア部分にRadeon RX Vega 10 Graphicsを搭載している。最新の3DCGゲームがプレイ出来るかというとそう簡単な話ではないが、Radeon RX Vegaシリーズと同様のアーキテクチャを採用しており、内蔵グラフィックスとしてはずば抜けた性能を持ち合わせている。
内蔵GPUは10コアの「Radeon RX Vega 10 Graphics」、グラフィックス性能はモバイル向けのそれだが、基本的なアーキテクチャはRadeon RX Vegaシリーズと同じだ |
続いては「ENVY x360 13-ar0102AU」の仕様を細かく確認していこう。CPUは4コア/8スレッドのAMD Ryzen 7 3700U、定格2.3GHzから最大4.0GHzで駆動し、TDPは15Wとなっている。GPUは10基のグラフィックスコアで構成され、1,400MHzで動作するAMD Radeon RX Vega 10を内蔵。メインメモリはDDR4-2400MHz 16GB(デュアルチャンネル)、ストレージはNVMeに対応する512GBのM.2 SSDを採用する。光学ドライブと有線LANは非搭載、無線LANはMU-MIMO対応のIEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.2に対応する。OSはWindows 10 Home 64bit版で、セキュリティソフトとして「マカフィー リブセーフ 30日版」がプリインストールされている。
最も薄い部分はわずか14.5mmのスリム設計 |
本体重量は約1.28kg、サイズは幅306mm、奥行き212mm、高さ14.5~16mm、13.3型のコンパクトサイズということもあり、モバイルノートPCと呼ぶに相応しい持ち運びのし易さだ。バッテリーは53whのリチウムイオン電池を内蔵、連続駆動は公称で最大14時間30分とされる。