エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.837
2020.03.03 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
続いて実際のゲームに即したベンチマークソフトでもグラフィックス性能をチェックしておこう。まずは人気オンラインRPGの最新アップデート版「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ」のスコアを確認する。
今回は最も負荷の軽い「標準品質(ノートPC)」でテストを行っているが1,920×1,080ドットでは633(動作困難)、1,024×768ドットでも1,152(設定変更が必要)で、設定を調整してもゲームプレイは難しいだろう。
よりライトなゲームとして「ドラゴンクエストXベンチマーク」の結果も確認しておこう。グラフィック設定は「低品質」で、解像度は1,920×1,080ドットと640×480ドットの2種類。表示方法は「ウィンドウ」を選択した。
「低品質」の設定でも1,920×1,080ドットの解像度では879(動作困難)で、やはりゲームのプレイは難しい。ただし、解像度を640×480ドットまで落とすことでスコアを4,000(普通)まで引き上げることができた。過度の期待は禁物だが、ブラウザゲームやライトな3Dゲームなら、品質を調整することでプレイアブルな状態まで持っていくことはできそうだ。
CHUWI「UBook」では、ストレージに低価格タブレット端末(2-in-1モデル含む)で主流のeMMCではなく、SSDを採用しているのも特徴だ。そこで、「CrystalDiskMark 7.0.0」を使いストレージの転送速度を確認しておこう。
「UBook」に搭載されているSSDはNetac製で、S.M.A.R.T.、APM、NCQ、TRIMなどの機能に対応する |
CrystalDiskMark 7.0.0(MB/s) | CrystalDiskMark 7.0.0(IOPS) |
「UBook」では、Netac製SATA3.0(6Gbps)SSDを実装しているが、接続インターフェイスはSATA2.0(3Gbps)に制限されているようで、シーケンシャル読込は282MB/sec、書込は255MB/sec、ランダムアクセスは読込、書込とも180MB/sec前後(約44,000 IOPS)だった。とは言え、eMMCと比較すれば十分高速。特にランダムアクセスの違いは大きく、OSやアプリケーションの起動は、CPU性能の割にあまりストレスを感じなかった。