エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.843
2020.03.23 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
標準で組み込まれていたのは、Inno3D製のデュアルファン搭載モデル「GeForce GTX 1660 Twin X2」だった |
「PG-JU」のカスタマイズ表におけるグラフィックスカードの選択肢は、GeForce GTX 1660搭載モデルのみ。フルHD解像度における快適なゲームプレイを可能にするため、あえて決め打ちの仕様になっている。
そして実際に評価機に搭載されていたのは、Inno3Dの「GeForce GTX 1660 Twin X2」だ。全長を196mmに抑えたショートデザインが特長で、PCケース内にはかなり余裕をもって収まっている。
PCI-Express補助電源は8pin×1仕様。ショートデザインのカードのため、ミニタワー内部でもかなり余裕たっぷりに搭載されている |
最大1,785MHzのリファレンスクロックで動作し、GDDR5 6GBのビデオメモリを内蔵。オリジナルのデュアルファンクーラーを備え、コンパクトながら冷却性能にも期待できる。
メモリはDDR4-3200MHz動作に対応する16GB(8GB×2)を実装。株式会社アイティーシーが取り扱う、信頼性に優れたCrucialブランドのモジュールが採用されている。
もちろん容量のカスタマイズに対応し、最大64GB(16GB×4)構成も選択可能。標準構成の16GBでも十分だが、必要に応じてアップグレードを検討してもいいだろう。
全品チェック済みで組み込まれる、Crucial製のDDR4-3200MHz対応メモリ。8GB~64GBまでの構成が選択可能で、ゲーミングモデルだけに標準で16GBが実装されている |
B450マザーボードが搭載できる、最も高速なPCI-Express3.0対応のM.2 SSDを標準装備。これ以外のドライブは非搭載のため、PCケース側のベイはすべて空いている |
ストレージはPCI-Express3.0(x4)接続のNVMe M.2 SSDを採用。標準構成における容量は256GBで、最大2TBを選択することもできる。
そして評価機に組み込まれていたのは、Samsung「PM981」シリーズの256GBモデル「MZ-VLB2560」。シーケンシャル読込3,000MB/sec、同書込1,300MB/sec、ランダム読込130K IOPS、同書込310K IOPSといったスペックだ。なお、ヒートシンクは搭載していないため、熱対策を気にする場合はユーザー自身で取り付ける必要がある。
M.2ヒートシンク非搭載が唯一のネックだろうか。グラフィックスカードの下部に隠れるように組み込まれているため、熱対策が心配なら1,000円程度で買える別売りのヒートシンクを取り付けよう |
ちなみに標準構成ではM.2スロットのみを使用しているため、PCケースの内蔵ストレージベイはブランクになっている。BTOのカスタマイズ項目では、オプションで2.5インチSSDや3.5インチHDDを追加することも可能だ。
「PG-JU」の電源ユニットは、ストームチョイスによる80PLUS GOLD認証の750Wモデルが搭載されている。TDP65WのRyzen 5 3500とTDP120WのGeForce GTX 1660を組合わせたシステムにとっては、十分な余裕を備えた構成だ。
ストームがチョイスした、80PLUS GOLD認証取得の750W電源ユニットを採用。フィルター越しにボトムからフレッシュエアを取り込む仕様だ |