エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.847
2020.04.02 更新
文:撮影・pepe
マウスコンピューターが扱うPCのラインナップは実に多岐にわたるが、その中でもやや異色の存在といえるのが「Enta」シリーズだ。かつて、⽜丼やハンバーガーの名前をそのままシリーズ名に採⽤することで当時話題となった「バーガーパソコン」がそのルーツ。2017年12月に誕生した「Enta」シリーズのラインナップは、AMD第3世代Ryzenシリーズから第9世代Intel Coreシリーズ搭載モデルまで多岐にわたる。執筆現在では、最新ゲームがしっかり動作するゲーミングPCや、スリム筺体を採用したビジネス向けモデルなど、10製品以上が販売中だ。
そこで今回は2019年の発売以来、自作市場やBTOパソコン市場を牽引し続けるAMD第3世代Ryzenシリーズ搭載モデルを用意。中でも人気のCPU「Ryzen 7 3800X」と「Radeon RX 5700」で構成される「ENTA-GR38XRX57-192」の実力を検証してみたい。ゲームはもちろん動画編集などのクリエイティブ作業時のパフォーマンスにも迫っていこう。
株式会社マウスコンピューター「ENTA-GR38XRX57-192」 価格税込197,780円より(2020年3月現在) 製品情報(株式会社マウスコンピューター) |
今回の評価機である「ENTA-GR38XRX57-192」の概要を確認していこう。CPUに採用されるのは、驚異的なパフォーマンスを発揮する第3世代Ryzen 7 3800X、グラフィックスカードにはAMD Radeon RX 5700を搭載する。
第3世代RyzenとRadeon RXを搭載した「ENTA-GR38XRX57-192」 |
マザーボードはAMD B450チップセットを搭載するMicroATXフォームファクタモデルで、メモリはDDR4-3200MHz 16GB(8GB×2枚)、ストレージはシステムドライブに512GBのM.2 2280のSATA3.0(6Gbps)SSDを、データドライブに1TB HDD(SATA 3.0)、光学ドライブにはスリムタイプのDVDスーパーマルチドライブを標準搭載。電源ユニットは80PLUS BRONZE認証の700W電源ユニット、筐体は強化ガラスとアルミニウム素材を採用したミニタワーPCケースを採用する。OSはWindows 10 Home 64bit版がプリインストールされ、光学式のUSBマウスとキーボードが付属する。