エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.853
2020.04.14 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
【16MiB(MB/s)】 | 【16MiB(IOPS)】 |
【64MiB(MB/s)】 | 【64MiB(IOPS)】 |
【256MiB(MB/s)】 | 【256MiB(IOPS)】 |
【1GiB(MB/s)】 | 【1GiB(IOPS)】 |
【4GiB(MB/s)】 | 【4GiB(IOPS)】 |
【16GiB(MB/s)】 | 【16GiB(IOPS)】 |
【64GiB(MB/s)】 | 【64GiB(IOPS)】 |
まずシーケンシャル読込を確認すると、データサイズが極端に大きい64GiBでは、やはりキャッシュが溢れて大幅にスコアが落ち込む。ただし、それ以外のデータサイズではいずれも3,000MB/secを上回り、最高転送速度は3,401MB/sec。さらにランダムも最高195,400 IOPSで、公称値の約1.6倍という会心のスコアをマークした。
また書込は、シーケンシャルが最高1,972MB/sec、ランダムが最高468,748 IOPSで、公称値にあと一歩まで迫る結果。PCI-Express3.0(x4)接続のNVMe M.2 SSDの中でも高速な部類で、ハイエンドモデルとも十分に渡り合うことができる。
【16MiB(MB/s)】 | 【16MiB(IOPS)】 |
【64MiB(MB/s)】 | 【64MiB(IOPS)】 |
【256MiB(MB/s)】 | 【256MiB(IOPS)】 |
【1GiB(MB/s)】 | 【1GiB(IOPS)】 |
【4GiB(MB/s)】 | 【4GiB(IOPS)】 |
【16GiB(MB/s)】 | 【16GiB(IOPS)】 |
【64GiB(MB/s)】 | 【64GiB(IOPS)】 |
「All 0×00 (0Fill)」の書込は、500GBモデルと同じくほぼ変化なし。読込は、シーケンシャルでは64GiBのスコアの落ち込みが解消されている。またランダムは、すべてのデータサイズで約830,000 IOPSを記録し、やはり圧縮率の高いデータは得意としている。
ここまでの結果を見る限り、「EG1VNE」シリーズの公称値は、敢えてスコアが低めなランダムデータを元にしたもののようだ。つまりビットマップやテキストファイルのような、圧縮率の高いデータであれば、読込については公称転送速度を超えるパフォーマンスが期待できる。