ベンチマークテスト：ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ

続いて、実際のゲームに即したベンチマークソフトでのチェックを実施していく。人気のMMO RPGの最新アップデート版「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ」の公式ベンチマークテストでは、描画品質を“最高品質”に設定し、1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類の解像度で計測を実施した。

最新のタイトルに比べれば比較的軽量なゲームということで、フルHD解像度では当然ながらすべての製品でスコア10,000超え、最高判定である「非常に快適」を達成できている。負荷の高い画質設定をすべて適用しても、高いフレームレートでのゲームプレイに対応できるわけだ。加えて、WQHD解像度でもすべてのGPUが「非常に快適」判定を達成した。判定はスコア7,000以上で「非常に快適」となるため、「Radeon RX 5500 XT Challenger D 8G OC」は結構ギリギリなのだが、それでも高い解像度でのプレイが可能なのは注目に値すると言える。一方、4K解像度で最高判定を出せたのは「Radeon RX 5700 XT Taichi X 8G OC+」のみ。このレベルの解像度でのプレイを想定するのであれば、やはりパフォーマンスが頭一つ抜けている「Radeon RX 5700 XT Taichi X 8G OC+」が有力な選択肢となる。

ベンチマークテスト：Tom Clancy’s Rainbow Six Siege

実際のゲームでのフレームレートも確認しておこう。使用するタイトルは「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」で、解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3パターン、画質は“最高”を選択。APIはDirectX 11を選択し、ゲーム内ベンチマークモードを利用して平均フレームレートと最小フレームレートを取得した。

フルHD解像度では「Radeon RX 5700 XT Taichi X 8G OC+」と「Radeon RX 5600 XT Phantom Gaming D2 6G OC」の平均フレームレートが200fpsを超えており、「Radeon RX 5500 XT Challenger D 8G OC」でも172.8fpsと十分すぎるほどのフレームレートが出ていることが分かる。WQHD解像度でもすべての製品で平均100fps以上を達成できているため、設定のやりくりは必要なさそうだ。この手のシューター系タイトルをメインにプレイするのであれば、いずれの製品でも良好なパフォーマンスは出せるため、プレイしたい解像度や出したいフレームレートに応じて製品を選択するといいだろう。