エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.856
2020.04.21 更新
文:撮影/エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
Unihertz「Titan」 直販価格339.99ドル(発売中) 製品情報(Unihertz) |
スマートフォンを使用する上で、ソフトウェアキーボードによる文字入力が苦手と言う人は意外に多いのではないだろうか。かく言う筆者もそんな一人。慣れれば高速な入力ができる(らしい)フリック方式にはどうしてもなじめず、普段はQWERTYキーボードを使用。しかし、各キーのサイズが小さく、誤タッチが多いことから、ちょっと長めの文章を入力する場合は、結局PCを立ち上げて作業をしている。
筆者が普段使用しているソフトウェアQWERTYキーボード。慣れ親しんだ配列のため、フリック方式より楽だが、各キーのサイズが小さく誤タッチ(誤入力)が多いのが悩みのタネ |
そんな不満を解消するべく登場したのが、Unihertzの第3弾スマートフォン「Titan」だ。両手持ちにちょうどいい、やや幅広のストレート型筐体には、今や貴重な物理QWERTYキーボードを搭載。さらにスペースの関係で実装できなかった不足キーをソフトウェアキーボードによって補うことで、快適な文字入力を実現している。
本体の下約4分の1を専有する物理QWERTYキーボード。両手の親指を使い快適に入力ができるようデザインされている |
また物理QWERTYキーボードばかりに目が行きがちだが、スペックもなかなかのもの。CPUは2.0GHz駆動のオクタコア、メモリはRAM 6GB、ROM 128GBを標準装備し、microSDカードの増設も可能。通信機能はデュアルSIMデュアルスタンバイ対応のnanoSIMx2と、IEEE 802.11acの高速無線LANを備え、OSはAndroid 9.0をプリインストール。最新のAndroid 10へのアップデートも予定されており、長期間に渡って不満なく付き合うことができるだろう。
シンプルなデザインのパッケージ。サイズは実測で横110mm、縦170mm、奥行き60mm |
さらにフロント800万画素、リア1,600万画素のカメラ機能、指紋認証や顔認証などのセキュリティ機能、スマートフォンでは最大級となる6,000mAhの大容量バッテリ、ワイヤレス充電機能など豊富な機能を搭載。IP67準拠の防水・防塵性も備え、およそスキのない仕上がりだ。
製品には本体のほか、ACアダプタ、USB Type-Cケーブル、イヤフォン、保護フィルム、SIMピン、各種マニュアルなどが付属する |