エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.856
2020.04.21 更新
文:撮影/エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
重量級のUnihertz「Titan」。片手で持つと確かに重いが、文字入力時の両手でホールドするスタイルだと、それほど負担に感じなかった |
一通り外観を確認したところで、ここからはUnihertz「Titan」の電源を入れ、実際の動作を確認していこう。アスペクト比がほぼ1:1となる4.6インチ液晶ディスプレイだが、1,430×1,438ドットの高解像度に対応し、ブラウザなどの表示も快適に行える。さらにキーボード部分をスライドパッド化して、画面のスクロールを可能にする「スクロールアシスト」もブラウザなどを使う場合にはかなり便利な機能だ。
スマートフォンでは珍しいほぼ正方形の液晶ディスプレイ。横の解像度が1,438ドットあるため、1画面の情報量はかなり多い |
Unihertz「Titan」独自の「スマートアシスト」では、「スクロールアシスト」の他、ショートカットや「Alt」と「Shift」のボタン入れ替えなどが可能 | 「スクロールアシスト」を有効にすると、キーボード部分をスライドパッドのように使うことができる |
また変則的なアスペクト比のため、ゲームの動作が気になる人もいるだろうが、「ポケモンGo」や「モンスターストライク」では、ゲーム自体にさまざまな画面への対応処理が組み込まれ、大きな問題なくプレイすることができた。ただし、「PUBG MOBILE」などデフォルトで画面が横表示になるゲームでは、物理QWERTYキーボードが邪魔になり操作が難しい。強制的に画面の回転を停止するアプリを併用するなどの工夫が必要になるだろう。
「PUBG MOBILE」を起動すると、画面が横表示に強制的に変更される | 強制的に画面の回転を停止するアプリを併用することで、縦表示は可能だった |
「ポケモンGo」では、やや画面が横に拡大されたが動作に大きな問題はなかった | 「モンスターストライク」のゲーム画面は中央のみで、両脇には背景が表示される |
なお画面ロックの解除は、標準的なスワイプやパターン、PIN、パスワードの他、生体認証として指紋認証と顔認証機能を搭載。生体認証はいずれも精度が高く、認識も速いため、ストレスなくスマートフォンを使い始めることができた。
指紋を登録しておけば、ホームボタンをタッチするだけでロックを解除できる |
生体認証機能は指紋認証の他、顔認証にも対応 |
標準カメラは手ブレ補正や、シャッター音の有無などを設定可能 | 写真のサイズは標準3,504×3,504ピクセルで、6種類から選択できる |
撮影画像を確認すると全体的にやや暗い印象。ただし、スナップのような使い方であれば不満が出ることはないだろう |
テストなどで一日使ってもバッテリは70%以上残っていた。よほどヘビーな使い方をしても丸二日は持つだろう |