エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.856
2020.04.21 更新
文:撮影/エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
Unihertz「Titan」に実装されるSIMスロットはnanoSIMx2で、デュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)や、デュアルSIMデュアルVoLTE(DSDV)に対応する。またバンドもFDD-LTEがBand 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28A/28B、TDD-LTEがBand 34/38/39/40/41/66と幅広くサポート。対応製品がそれほど多くない、2枚のau系回線SIMによる同時待ち受けも試したが問題なかった。
2枚のSIMを使う場合は、残念ながらmicroSDは搭載できない。ただし、もともと128GBの大容量ストレージを実装しているため容量不足になることはあまりないだろう |
au系回線を使用するUQ mobileの2枚のSIMによる同時待ち受けも可能だった |
モバイルデータ用にどちらのSIMを優先するかも設定できる |
続いて、Unihertz「Titan」の最大の特徴である物理QWERTYキーボードをチェックしていこう。用意されているキーは「A~Z」の26個の英字に、「スペース」「Del」「Return」を加えた計29個。その他の数字や記号は「Alt」ボタンとの組み合わせ、または画面上に表示されるソフトウェアキーボードとの併用により補う仕組み。
よく使う記号や、文字の切り替えなどは画面上のソフトウェアキーボードに表示される |
キー配列は英字と「スペース」キーは標準的なキーボードと同じ。「Del」「Return」キーはやや変則的だが、慣れてしまえばそれほど戸惑うことはないだろう。また「Alt」ボタンとの組み合わせ入力も、同時押しではなく順番に押す方式のため、基本ポジションのままで入力できる。唯一「矢印」キーが、ソフトウェアキーボードにしかないのはやや残念だが、PCのキーボードに慣れている人なら入力はかなり快適になるはずだ。
ソフトウェアキーボードにカーソルやコピー/ペースト機能を表示したところ | ソフトウェアキーボードの表示内容は簡単に切り替え可能。こちらはテンキーを表示したところ |
数は少ないが絵文字の表示も可能 | 物理QWERTYキーボードにはバックライトが内蔵されているため、暗いところでも入力に困ることはない |