エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.857
2020.04.23 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
ここからは、パッケージから「FOCUS-GX-750」を取り出し、その外観から観察していこう。筐体デザインは「FOCUS GM」シリーズとほぼ同じながら、フルモジュラー仕様になったおかげで、印象はだいぶ変わった。さらに背面にはファンレスモードの切り替えスイッチも備えている。なお、ユニットの外形寸法は幅150mm、奥行き140mm、高さ86mm。120mm口径の冷却ファンを搭載しつつ、奥行きを140mmに収めている。
「FOCUS」のロゴをあしらったサイドフレーム以外は、装飾らしいものはなし。外観はほぼ「FOCUS GM」と同じだが、やはりフルモジュラーになった点は大きな違いだ |
ユニットの奥行きは、120mmファン搭載モデルとしては比較的コンパクトな部類に入る140mm。搭載するFDBファンは、セミファンレスおよびスマート制御のファンコン機能を備えている |
底面にはモデル名付きで出力表が貼り付けられていた | 背面には、AC電源口や主電源のロッカースイッチに並んで、ファンレス機能の切り替えスイッチが搭載されている |
PCケース内部を向くモジュラーコネクタ側。使用するコネクタごとに形状が異るため、挿し間違える心配はない |
主要ケーブルに加え、必要なケーブルのみを選んで接続できるフルモジュラー仕様。ケーブル自体もフラットな形状で取り回しやすい |
「FOCUS GX」シリーズは、すべてのケーブルを脱着式としたフルモジュラータイプの電源ユニットだ。ATX 24pinはラウンドケーブルだが、それ以外はすべてフラットケーブルが採用されており、ケース内でも容易に取り回せる。
検証用の「FOCUS-GX-750」に搭載されているコネクタは、ATX 24pin×1、ATX 12V 4+4pin×2、PCI-Express(6+2pin)×4、SATA×10、4pinペリフェラル×3という構成。CPU補助電源は2系統、PCI-Express補助電源は4系統あり、オーバークロックを想定したハイエンドマザーボードやマルチGPU環境にも対応する。
なお、「FOCUS GM」シリーズと同様にパワーテスターも付属。システムを構築することなく電源ユニットを動作させたり、手軽に動作確認がとれる。
ATX 24(20+4)pinケーブル。長さは610mmだった | ATX 12V 4+4pinケーブルは2本で2系統。ケーブル長は650mm |
PCI-Express補助電源ケーブルは2本で、合計4系統を出力可能。長さも750mmと余裕がある | SATA電源ケーブルは、4コネクタ付きが2本で2コネクタが1本、合計で10系統を出力できる |
4pinペリフェラルケーブルは、3コネクタ付きのケーブルが1本だ | 4pinペリフェラルから2系統のSATA電源コネクタに出力できる変換ケーブル |
アース線が付いた主電源ケーブル |
付属品として同梱されるのは珍しいパワーテスター | PCケース固定用のネジも同梱されている |
PCケース内でケーブルをまとめる際に便利な、結束バンドや面ファスナーも同梱されていた |