エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.858
2020.04.25 更新
文:撮影/松野 将太
ここからは、「GG-RTX2070SP-E8GB/DF」と「GG-RTX2060SP-E8GB/DF」でベンチマーク検証を行い、性能を見ていこう。冒頭でも述べているが、両製品の基本的なベンチマークはすでにお届け済みということで、今回は「Call of Duty: Warzone」、および「モンスターハンターワールド: アイスボーン」に限ってフレームレートの計測を実施している。その他のベンチマーク検証については、下記の記事を合わせて参照いただきたい。
なお、テスト環境のCPUはAMDの「Ryzen 7 3700X」で、GPUドライバは最新の「445.87」を使用している。
「GPU-Z」で取得した「ROG-STRIX-RTX2070S-A8G-GAMING」の情報 | 「GPU-Z」で取得した「ROG-STRIX-RTX2070S-A8G-GAMING」の情報 |
まずは、今年リリースされたばかりのバトルロイヤルタイトル「Call of Duty: Warzone」の結果を確認していこう。画質はすべての項目がもっとも重くなるよう設定し、解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類を選択。ソロモードで降下から一定コースを移動した際の1分間のフレームレートを「OCAT」で計測した。
どちらのGPUも、フルHD解像度での計測時には最小フレームレートが60fpsを大きく超えており、GeForce RTX 2070 SUPERでは100fpsを上回る優秀な結果が出た。GeForce RTX 2060 SUPERはぎりぎりで最小100fpsに届いていないものの、ほぼ100fpsと言っていい。この解像度であれば、一般的な144Hzのハイリフレッシュレート液晶のポテンシャルを引き出せるだろう。WQHD解像度での計測においても、最小フレームレートは60fps超え、平均では91~111fpsと、プレイに大きな支障は出ない。4K解像度においても平均フレームレートは60fps付近をキープできている。
ちなみに本作は対戦型シューターのため、解像度をフルHDに固定しつつ画質設定を落としてプレイするユーザーも多いと思われる。その場合はどちらも平均フレームレートが144fpsを上回る快適な環境でのプレイが可能だろう。