エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.866
2020.05.09 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一/池西 樹/撮影:松枝 清顕
いわゆる360mmサイズのラジエターには、スリーブ付きゴム製チューブでウォーターブロックが接続済み。もちろんクーラント液も注入済みのため、本体の組み立ては基本的にファンを搭載するだけ |
「Celsius+ S36 Prisma」の概要を把握したところで、評価サンプルをパッケージから取り出し、細部の確認を進めていこう。オールインワン型水冷ユニットだけあって、製品の構成はウォーターチューブで接続されたポンプ一体型ウォーターブロックとラジエターに、3基のアドレサブルRGBファン、組み込み用パーツというシンプルな構成だ。
ラジエター(+ウォーターブロック)や冷却ファン、組み込み用パーツなどは紙製の緩衝材に整然と収納されている |
クーラント液を循環させるポンプユニットと、CPUの熱を移動する受熱ベースが一体化された、ポンプ一体型のウォーターブロック。直径(ブロック本体のみ)は62mm、高さは45mmとされ、そのサイズが問題になることはまずないだろう。また強化ガラスのトップパネルにはリング状のアドレサブルRGB LEDが内蔵されるほか、「AUTOモード」と「PWMモード」の切り替え機能も搭載している。なおポンプユニットのスペックは、回転数が800~2,800rpm(熱保護モード時最大3,500rpm)、最大ノイズレベルが20dBA、最大圧力が1.46mmH2Oだ。
強化ガラスのトップパネルには、ホワイトLEDが内蔵された「Fractal」デザインのロゴと、リング状のアドレサブルRGB LEDを搭載 |
「AUTOモード」と「PWMモード」の切り替えはブロック部分を回転させて行う | ポンプヘッド部分にはマザーボードのアドレサブルRGBピンヘッダとの接続用ポートも実装 |
ウォーターブロックに標準で接続されているケーブルはファン用の4pin PWMのみ |
円形の銅製受熱ベースにはあらかじめサーマルグリスが塗布済み |
標準で搭載される「Bracket for Intel」は反時計回りにひねることで簡単に取り外しが可能。Ryzen Threadripperシリーズに付属するブラケットとも互換性がある | ウォーターチューブが接続されている90°エルボ部分は回転するため、ケース内の取り回しは楽に行える |