エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.866
2020.05.09 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一/池西 樹/撮影:松枝 清顕
ストレステスト時のCPU温度はおおむね62℃~75℃の間で推移。瞬間的に温度が急上昇した場合でも80℃を超えることは一度もなかった。単に冷却性能を追求するのではなく、静音性にも配慮したインテリジェント制御を行う「AUTOモード」でも、「Celsius+ Prisma」ならRyzen 9 3950Xの発熱を完全に押さえ込むことができる。
またCPUのクロックも最低値で40.75倍の4.075GHz、平均では4.15GHz前後で推移。Ryzen 9 3950Xのベースクロックである3.50GHzからは0.65GHzも上昇しており、高い冷却性能により、自動オーバークロック機能もシッカリと効いていることがわかる。
続いてファンの回転数と騒音値をチェックしていこう。アイドル時は800rpm前後、騒音値も暗騒音+0.7dBAの34.2dBA。さらに高負荷時でも回転率は65%前後、回転数は1,250rpm前後で頭打ち。騒音値もわずか36.4dBAだった。正直チップセットファンのノイズの方が耳につき(計測時は強制的に停止)、「Celsius+ S36 Prisma」のファンやポンプのノイズは、バラック状態にもかかわらずまったく気にならなかった。