エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.868
2020.05.14 更新
文:/撮影・pepe
Deepcoolと言えば、CPUクーラーやケースファンなどの冷却関連機器を得意とするブランドで、近年はデザイン性の高いPCケース、電源ユニットなども豊富にラインナップしている。採用されるのはE-ATXサイズのマザーボードに対応する「MATREXX 55 V3」、フロントと左サイドは4mm厚の強化ガラスによりケース内部を魅せるデザインとなっている。またフロントパネルのRGBストリップは、トップに備えられたスイッチによってイルミネーションを制御することができる。
フロントと左サイドに4mm厚の強化ガラスを採用するミドルタワーPCケース「MATREXX 55 V3」 |
フロントパネルのRGBイルミネーションは、トップ部に備えたスイッチにより切り替えができる |
またトップはマグネットフィルタを備え、その気になれば丸洗いもできるなど、メンテナンス性に優れている。インターフェイスはUSB3.0×1、USB2.0×2、3.5mmヘッドセットジャック×1、3.5mmマイクジャック×1。スイッチは電源ボタン、RGBファンコントロールスイッチを備える。続いてボトムを確認すると電源ユニット部分に取り外し可能なフィルタ、ケースの足はクッション素材を張り合わせ約20mm程度筐体を底上げしておりエアフローが確保されている。
メンテナンス性に優れるマグネットフィルタ |
トップ部には各種インターフェイスの他、フロントパネルのRGBストリップを制御するイルミネーションコントロールスイッチを搭載 |
ボトムには電源ユニット搭載部分に防塵フィルターを備える |
搭載可能なグラフィックスカード長は最大で370mm、水冷仕様のラジエータ搭載スペースも確保されており、フロントは最大360mm、トップは最大240mmまで。またドライブベイは3.5/2.5インチシャドウベイを実装。本体サイズは幅210mm、奥行き446mm、高さ479mm、本体重量は7.4kgで、ミドルタワーPCケースとしては標準的なサイズでありながら拡張性が高く、将来的に内部構成をアップデートしても長く流用することができるだろう。
標準的なミドルタワーサイズでありながら拡張性が高く、評価機は全部で5つの120mmファンが標準搭載される |
リアパネルはシンプルだがファンの取付穴はスリット状になっており、トップやリアにラジエター等を搭載できるスペースが確保されている | 右サイドのソリッドパネルは上下2か所の手回しスクリューで取り外すことができる |