エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.870
2020.05.20 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
CPU系ベンチマークのラストは「SiSoftware Sandra 20/20」の「プロセッサの性能」と「マルチメディア処理」で締めくくろう。
「SiSoftware Sandra 20/20」では、Core i9-10900Kがかなり健闘しており、Ryzen 9 3900Xとの比較では、「Whestone 浮動小数点/倍精度 Native」や「集計マルチメディア浮動小数点」で約7%、「Dhrystone Aggregated-int」では約5%にまで差が縮まった。さらに「集計マルチメディア整数」では約3%上回り、処理によってはコア数の差を完全に埋めることができるようだ。
CPU単体の性能を一通り確認したところで、次に「PCMark 10 Extended」を使い、システムの総合的な性能を確認していこう。
Core i9-10900Kは、Core i9-9900Kとの比較で約6%上回る他、Ryzen 9シリーズも抑え今回のCPUの中でトップを獲得。シングルスレッドが中心の比較的軽い処理では、新ブースト機能「Thermal Velocity Boost」によって、最高5.30GHz駆動で動作するCore i9-10900Kが強さを発揮する。