エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.872
2020.05.22 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
ASUSのIntel Z490マザーボードとしてはミドルレンジに位置づけられる「ROG STRIX Z490-F GAMING」だが、オーディオ回路は非常に充実している |
ゲーミングPCで重要なオーディオ回路には、フラットな周波数特性を備えるASUS独自オーディオIC「S1220A」や「ニチコン製プレミアムオーディオコンデンサ」、フロント、リアそれぞれに対応する「デュアルオペアンプ」などで構成される「SupremeFX」を採用。さらにメイン基板から分離した独立設計や、電磁干渉を効果的に遮断するオーディオカバーなど、徹底したノイズ対策を施すことで、ニュートラルかつ繊細なサウンドでゲームを楽しむことができる。
オーディオIC「S1220A」には、電磁干渉を遮断するオーディオカバーを実装 |
オーディオ回路のコンデンサは全てニチコン製プレミアムオーディオグレード品。また30~600Ωに対応するデュアルオペアンプを搭載 | デジタルノイズを最小限に抑えるためメイン基板から分離した独立設計を採用 |
「ROG STRIX Z490-F GAMING」は、DTSの「立体音響」技術である「DTS:Sound Unbound」をサポート。対応ゲームならより臨場感のあるサウンドが楽しめる |
オーディオ管理機能「Sonic Studio III」(左)や、音から敵の位置を割り出す「Sonic Radar III」(右)も搭載 |
リアインターフェイスには、第10世代Intel Coreプロセッサで新たに対応が追加されたIntel「I225-V」による2.5ギガビットLANを搭載。残念ながらIntel Wi-Fi 6 AX201による無線LAN機能は省略されているものの、帯域幅10GbpsのUSB3.2 Gen.2や2系統のディスプレイ出力、光オーディオを含む6系統のオーディオ端子など、必要なものは一通り実装されている。またPCケースへの組み込みが簡単で、紛失の心配もない一体型I/Oシールド「プリマウントI/Oシールド」を採用しているのも嬉しい。
滑らかなマットブラックで仕上げられた「プリマウントI/Oシールド」を標準装備。紛失すると替えがきかないI/Oシールドは、全てこの方式にして欲しい |
リアインターフェイス部分は、「AURA Sync」対応のイルミネーション機能を備えた専用プラスチックカバーで保護されている |
「GAMEFIRST VI」を使えば、2.5ギガビットLANの優先度設定や、トラフィックの統計を確認できる |