エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.876
2020.05.31 更新
文:/撮影・pepe
続いてゲーミング液晶が持つ豊富なOSD設定をチェックしよう。「G32QC」は正面から向かって右側から手を伸ばすと、液晶背面にOSD操作用のコントロールボタンにアクセスできる。コントロールボタンはジョイスティック形状で、上下左右の他、押し込む動作で操作することができる。OSDメニューを起動すると、システム情報を表示させる「DASHBOARD」、ゲーマー向けの便利機能を集約した「GAME ASSIST」、各種設定を行う「SETTING」が表示され、ここから目的の項目へと入っていく。
コントロールボタンを押し込むと、OSD基幹メニューが表示される |
「DASHBOARD」は、CPU温度やクロック、ファン回転数といった任意のシステム情報をOSD表示させる機能で、使用する際は付属のUSBアップストリームケーブルの接続と、後述するデスクトップアプリ「OSD SIDEKICK」を起動・常駐させておく必要がある。
「GAME ASSIST」は、カウントアップ/ダウンが選択できるタイマーを表示する「Gaming Timer」、設定した時間を繰り返しカウントする「Gaming Counter」、リフレッシュレートを表示させる「Refresh Rate」、練習用のクロスヘアを表示させる「Crosshair」。またマルチモニタ環境のセットアップ用にガイドを表示させる「Display Alignment」などの機能を搭載する。
任意のシステム情報を表示させる「DASHBOARD」 | リフレッシュレートを表示させる「Refresh Rate」 |
練習用のクロスヘアを表示する「Crosshair」 | マルチモニタ環境のセットアップに便利な「Display Alignment」 |
「SETTING」で最も重要なのは、「Black Equalizer」や「Overdrive」「FreeSync Premiere Pro」などのゲーマー向け機能が揃う「Gaming」。その他、映りの調整や入力信号の切り替え、同時表示機能、OSDの表示言語設定なども「SETTINGS」に含まれている。
露出を抑え暗部の明るさとコントラストを持ち上げる「Black Equalizer」 | 応答速度を調整可能な「Overdrive」 |
ディスプレイ同期を有効にする「Freesync Premiere Pro」 | プリセットされた画像モードと、画像の個別調整が可能な「Picture」 |
画面を半分に分割し、調整された画像の比較を行える「Senseye Demo」 | 入力信号を切り替える「Input」 |
異なる映像信号を表示させる「PIP/PBP」 |
デフォルトでは英語だが、OSDメニューは日本語表示にも対応する |
またコントロールボタンにはショートカット機能があり、OSDメニューに入らず上下左右に倒すことで、割り当てられた機能を素早く呼び出すことができる。デフォルトで割り当てられた機能はOSDメニューの「Quick Switch」から任意の機能へ変更可能だ。
上に倒すと「Black Equalizer」 | 左に倒すとボリューム |
下に倒すとプリセットされた画像モード | 右に倒すと入力信号の切り替え |