コンパクトにまとめられたオーディオ回路

オーディオ回路には、7.1ch対応のRealtek「ALC892」を採用。S/N比は95dBで、192kHz/24bitのハイレゾ音源にも対応可能だ。ハイエンド製品のように豪華コンポーネントで固めた回路ではないため、音質については及第点といったところだろう。

限られたスペースでコンパクトにまとめられたオーディオ回路	オーディオチップはRealtek「ALC892」

シンプルな背面インターフェイス、無線LAN利用には別売カードが必要

背面インターフェイス部は最近流行のプリマウント型ではなく、I/Oパネルを同梱するタイプ。USBポートはType-Cこそ用意されていないものの、ポート自体は合計6つと数は揃っているため、不自由はしないだろう。最上段には「Integrated Intel Wireless-AC（CNVi）」コネクタが用意されており、別途販売されている無線LANカードを接続することで、Wi-Fi 6通信も可能となる。カード自体はアンテナと合わせても5,000円以下で購入できるため、あとからの増設を視野に入れるのも現実的だ。

背面インターフェイス。ギガビットLAN端子は用意されているので、無線LANカードをインストールせずともネットワーク通信自体は可能だ

無線LANカード増設用の「Integrated Intel Wireless-AC（CNVi）」コネクタ

Intelのネットワークコントローラ「WGI219V」	無線LANカード固定用のユニットは付属している

その他の要素をまとめてチェック

24ピン電源コネクタ	フロントパネルコネクタ、ヘッダ類は右側面に配置

ファンコネクタ、LEDコネクタは上部にまとめられている。LEDコネクタはRGB(12V)、ARGB(5V)をそれぞれ1つずつ用意

I/OコントローラはITE「IT8613E」	そのほか、Anpec Electronics製電源用リニアレギュレータ「APL5933C」などが確認できる

基板背面の実装はM.2スロットが用意されている程度。CPUソケット裏にはバックプレートを備える