エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.885
2020.07.04 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
有線LANは転送速度最大2.5Gbpsの2.5ギガビットLAN | 無線LANは転送速度最大2.4GbpsのWi-Fi 6に対応 |
「MEG Z490I UNIFY」では、Realtek「RTL8125B」による2.5ギガビットLANと、Intel Wi-Fi 6 AX201による無線LAN機能を備え、有線、無線どちらの環境でも高速なネットワークを構築できるのが特徴だ。そこで、今回はWindows 10のネットワークドライブ機能を使い、最大転送速度を確認してみることにした。
検証は10ギガビットLANとWi-Fi 6機能を搭載するホストPCを用意し、2.5ギガビットLAN、ギガビットLAN(ホスト側)、Wi-Fi 6の3種類の接続方法を検証。なお有線LANについては、いずれもピア・ツー・ピアで接続しているが、Wi-Fi 6についてはアドホック接続非対応のため、ルーター経由で接続している。
10ギガビットLANを搭載するホストと接続しているため、速度はしっかりと2.5Gbpsで認識 | Wi-Fi 6の方も、速度は最大値である2.4Gbpsで認識 |
10ギガビットLAN(ホスト)-2.5ギガビットLAN(検証機) | ギガビットLAN(ホスト)-2.5ギガビットLAN(検証機) |
Wi-Fi 6(ホスト)-Wi-Fi 6(検証機) | ギガビットLAN(ホスト)-2.5ギガビットLAN(検証機) |
まず有線LANのスコアを確認すると、ギガビットLANから2.5ギガビットLANに変更することで、シーケンシャル読込は117MB/secから291MB/secへと約3倍、書込も118MB/secから231MB/secへと約2倍に向上した。実際の運用には別途対応ハブが必要になるが、頻繁にデータをやり取りするなら導入する効果はかなり大きい。
続いて、Wi-Fi 6のスコアを確認すると、無線LAN接続同士ではホスト側のスピードが600Mbps前後までしか上がらず「Wi-Fi 6(ホスト)-Wi-Fi 6(検証機)」では75MB/sec前後で頭打ち。そこでホスト側をギガビットLAN接続に変更したところ、ほぼギガビットLANと変わらないレベルまで転送速度が改善された。このことから、2.5ギガビットLANなどのマルチギガに対応するWi-Fi 6ルーターとPCを組み合わせれば、さらにパフォーマンスを引き上げることができるだろう。