エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.888
2020.07.11 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影:pepe
さて、ここからは「G242-Z10」と64コア/128スレッドのEPYC 7742を使い実動チェックを進めていこう。なおベンチマークセッションでは、参考として、同じく64コア/128スレッドで動作クロックが大幅に高いRyzen Threadripper 3990Xと、32コア/64スレッドのRyzen Threadripper 2990WXのスコアをあわせて掲載している。検証環境が全く異なるため、厳密な比較はできないが、おおよその目安にはなるだろう。
今回はOSにWindows Server 2019 Standard Evaluationを使用したが、セットアップも特に問題なく完了した |
「タスク マネージャー」を確認したところ。「Simultaneous Multithreading」(SMT)をサポートするため、OSからは128基の論理コアを認識する |
「CINEBENCH」シリーズのシングルコアテストでは、負荷が軽すぎるためかクロックは1.50GHz前後までしか上がらなかった | マルチコアテストでは、2.50GHz前後までクロックが上昇 |
「HWiNFO64 v6.26」を確認したところ、最高で3.25GHzまでクロックが上がっていることが確認できた |
メモリは16GBx8枚で、128GB、メモリクロックは規定通りの3,200MHzで動作 |
「CPU-Z 1.92.2」で確認をすると、8チャネルで動作していることも確認できた | グラフィックスチップはASPEED「AST2500」を採用 |
「G242-Z10」では、正式に対応が謳われていないが、M.2スロットはPCI-Express4.0で動作するようだ |
圧倒的なマルチスレッド性能を誇るEPYC 7742。「Hyper-V Server 2019」を使い、同時に3つの仮想OSを立ち上げて見たが、いずれも動作は軽快だった |