エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.889
2020.07.14 更新
文:/撮影・pepe
Ryzen 9 4900HSとGeForce RTX 2060 Max-Qを搭載するモンスター級のゲーミングノートPC「ROG Zephyrus G14 GA401IV」 |
今回「XG17AHPE」のパフォーマンステストに最適なゲーミングノートPCとして、最新のAMD Ryzen 9 4900HSを搭載する「ROG Zephyrus G14 GA401IV」を同時に借り受けている。デスクトップマシンにも迫る性能で、240Hzのリフレッシュレート検証に不足はないだろう。「ROG Zephyrus G14 GA401IV」の詳細については、5月27日のリリース記事を参照してほしい。
接続は「ROG Zephyrus G14 GA401IV」のUSB3.1 Type-Cから、USB-C to USB-Cケーブルで接続し映像信号と同時に電力を「XG17AHPE」に供給している |
はじめにリフレッシュレートの違いを体感するために、レースゲーム「Assetto Corsa」のリプレイを使用し、リフレッシュレート60Hz/120Hz/144Hz/240Hzそれぞれの違いを比較する。テストではディスプレイ同期を有効化するとともに、デジタルスチルカメラのスーパースローモーションにより画面を直接撮影している。
リフレッシュレート240Hzの描画は圧倒的な滑らかさで描画しているのが分かる。何度も言うがこれはポータブル液晶なのだ。ゲーミングノートPCやデスクトップ、あるいはASUSのゲーミングスマートフォン「ROG Phone」など、安定して高いFPSが維持できるデバイスを接続することで、「XG17AHPE」のポテンシャルを引き出すことができるだろう。
次は、ディスプレイ同期技術の「Adaptive-Sync(FreeSync)」を無効にすると、どのような影響が出るのかを見ていこう。先ほど同様に、テストにはレースゲーム「Assetto Corsa」のリプレイを使用し、リフレッシュレートはいずれも240Hzに設定。デジタルスチルカメラのスーパースローモーションにより、画面を直接撮影している。
ディスプレイ同期をOFFにすると、画面が水平方向にせん断されたようなズレが顕著に発生する。この現象が、書き換え中の画像と書き換え前の画像が同時に表示されるティアリングだ。ただしリフレッシュレート240Hz環境においては、スーパースローモーションで確認することはできても、実際にはごくわずかな時間で発生しているため、肉眼でその違和感を感じることは難しいかもしれない。