エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.892
2020.07.22 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
メモリスロットはデュアルチャネルに対応するDDR4×4で、最大128GBを実装できる。また、スロットにはESD発生を抑える独自のワンピース・ステンレスシールド設計を施した「Ultra Durable Memory Armor」を装備。低ノイズ志向の設計により、最大5,400MHzのオーバークロックメモリをサポートする。また、シールド仕様のスロットには、PCBの歪みやひねりを抑え、マザーボードの剛性を高める効果もある。
「Ultra Durable Memory Armor」でシールドされたメモリスロット。CPUソケット側からDDR4_A1/A2/B1/B2の順に並んでおり、2枚の場合はA2とB2を使用することが推奨されている |
「UEFI BIOS」では、1,333~6,000MHzまでのメモリクロック設定が用意されていた |
ストレージの注目は、PCI-Express4.0に対応する3基のM.2スロット。いずれもCPUレーン直結のため、複数のSSDを搭載した場合は、拡張スロットのPCI-Express4.0(x16)がx8動作になる点には留意しておこう。
そしてそれぞれのスロットは、専用ヒートシンクの「AORUS M.2 Thermal Guard」を標準装備。サーマルスロットリングを抑え、NVMe SSDのポテンシャルを最大限に発揮できる。また、M.2スロット3基はRAIDにも対応、最大3基を組み合わせた驚速ストレージを構築可能だ。
ミドルレンジ向けながら、すべてのスロットに専用ヒートシンクの「AORUS M.2 Thermal Guard」が装着されている |
3基のM.2スロットすべてがPCI-Express4.0に対応。ただし複数SSDを搭載した場合は、拡張スロットと帯域を分け合うことになる |
SATAポートは合計6基を搭載。ただしSATA3 4/5ポートは、PCI-Express3.0スロットの1本と帯域を共有している |
拡張スロットは、PCI-Express4.0(x16)×1、PCI-Express3.0(x16/x4動作)×2の合計3本だ。ミドルレンジ向けチップ搭載モデルとあって、基本的にグラフィックスカード1枚挿しを想定。PCI-Express4.0(x16)には、半田接点を強化しシールドを備えた「Ultra Durable PCIe Armor」が採用されている。垂直方向に1.7倍、水平方向は3.2倍の強度をもつスロットで、重量級グラフィックスカードも不安なく搭載可能だ。
PCI-Express4.0(x16)×1と、PCI-Express3.0(x4動作)×2で構成される拡張スロット。一番下の「PCIEX4_2」は、SATAポートと帯域を共有している |
一番上のPCI-Express4.0(x16)(PCIEX16)は、一体型ステンレス鋼シールド設計の「Ultra Durable PCIe Armor」を装備した、グラフィックスカード向けのスロットだ |