全7段の拡張スロット

拡張スロットは全7段仕様。ATXミドルタワーPCケースとしては、標準的な装備数だ。拡張スロット金具の各々は独立しており、いずれもインチネジで固定。通気孔を設け、いかにも風通しが良さそうだ。なお採用例が多く見受けられる、グラフィックスカードの垂直マウント用スロットは用意されていない。

ボトムマウントの電源ユニット搭載スペース

電源ユニットはボトムカバー内に収める、ボトムマウントスタイル。電源ユニット本体は右側面側から挿入する事になる。なお電源ユニットの有効スペースは奥行き180mmまでとされている。じっくり搭載スペースを確認すると、底面にはケージタイプのシャドウベイユニットが隣接しており、スペースを分け合う関係にある。なおケージ末端から電源ユニット開口部までの空きスペース計測すると、約235mmだった。公称値とはずいぶんと違いがあるが、ケーブルの取り回しやコネクタの抜き挿しを考慮すると、55mmほどの余裕は必要という事だろう。

ボトムマウントの設置面には4つの丸型ラバーが装着済み。クッションの役割と、金属同士が直接接触する事を嫌ってのものだろう

白丸で囲んだボトムカバートップと底面の各2本（計4本）のネジを外すと、HDDケージ右側のプレートが取り外し可能。作業スペースの確保という観点から便利な仕掛けと言えよう

HDDケージ右側のプレートを外すと約345mmまでの空間が確保。一気に作業がしやすくなった。粗方配線が終われば元に戻せばいい