エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.897
2020.08.06 更新
文:撮影・エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕/取材:Tawashi
まずはトップパネルの構造を解説しよう。格子状の通気孔が設けられた外装はプラスチック製で、これを取り外すと、内部にはマグネット固定式の防塵フィルタが装着されている。さらにフィルタを外すとスチール製シャーシの天板が露わになり、ハニカム状の通気孔と冷却ファン搭載用のスリットが確認できる。
実に用心深い3層構造だが、PCゲーマーをはじめ、多くのユーザーは天板にヘッドセットやキーボード等の周辺機器をトップパネルに置くことを想定。3層構造にする事で、上部からゴミや埃がPCケース内に侵入しないようフィルタを設け、メンテナンス性と通気性を確保した結果だという。
外装トップパネルはプラスチック製。後方2本のネジを外しスライドさせるとロックが外れる仕組み。なお着脱の際には両サイドパネルを一旦外しておく必要がある |
こちらが3層構造の内訳。トップパネルにも新筐体へのこだわりが詰め込まれている |
左サイドパネルは内部が視認できるグレー色のアクリル窓が装備されている。窓は後方寄り縦長に用意され、開口部は実測で幅約165mm、高さ約370mmほど。ちょうどCPUソケットやグラフィックスカードの一部を露出する事ができる。
右サイドパネルは密閉タイプだが、左サイドパネル共に前方縦列には格子状の通気孔を装備。内側からブルー色の防塵フィルタが装着されていた。防塵フィルタはブラック色が相場だが、ガンメタリックのサイドパネルのカット部からブルーが露出される演出は日本で企画されたPCケースならではといった所だろう。
アクリル窓がついた左サイドパネル。前方は片側が斜めにカットされている。ちなみに画像は上下が逆さまで、カットされた下部を上向きに固定する |
格子状の通気孔がこの筐体のアクセント。さらに内側にはブルーの防塵フィルタが装着され、機能面だけでなくデザイン性も重視されている |
大部分が密閉された右サイドパネル。なお左右共にシャーシにはハンドスクリュー各2本で固定されていた |