エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.900
2020.08.13 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
360mmの大型ラジエターを搭載するエントリー向けモデルの「MasterLiquid ML360L V2 ARGB」。まずは外観チェックから始めよう |
「MasterLiquid ML360L V2 ARGB」の概要を一通り把握したところで、パッケージから取り出した評価サンプルの外観をチェックしていこう。ポンプが一体化したウォーターブロックやラジエター、冷却ファン、その付属品まで。それぞれどのような構造になっているだろうか。
新設計のポンプを採用した、ポンプ一体型のウォーターブロック。トップにはアドレサブルRGB LEDが内蔵されている |
まずは自慢の「第3世代デュアルチャンバーポンプ」を内蔵したウォーターブロックから見ていこう。外形寸法は幅79.9mm、奥行き76mm、高さ47.1mmで、トップにはメーカーロゴの“枠”をあしらったアドレサブルRGB LEDが仕込まれている。
冷熱チャネルを分離させたデュアルチャンバー構造のポンプは、内部のインペラの耐摩耗性が向上。耐久性と冷却性能が引き上げられたほか、合わせてハウジングを改良したことで、15dBA以下という低騒音での動作が可能になった。
また、シーリングの強化も改善ポイントで、特別に配合された工業用グレードのEPDMゴムが使用されている。いまやオールインワン型水冷ユニットに液漏れの心配はほぼなくなったとは言え、最大の“弱点”がさらに強化された点は素直に歓迎したい。
銅製コールドプレートの横幅は50mm。受熱部はマイクロチャネル構造が採用されている | チューブの可動域は広く、シーリング部分は特製のEPDMゴムでカバーされている |
ポンプの給電用および読み取り用の3pinファンコネクタと、アドレサブルRGB LED用のLEDコネクタを備える |