エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.903
2020.08.21 更新
文:撮影・こまめ
「Modern 14 B4M」の筐体はブラックを基調としたシンプルな作りで、スタイリッシュな印象だ。MSIと言えばゲーミングPCのイメージが強いかもしれないが、「Modern 14 B4M」は派手さを抑えたストイックな外観に仕上げられている。先進性と重厚感を兼ね備えたデザインは、ビジネスシーンで使っても違和感はないだろう。MIL-STD-810G準拠の高い堅牢性を備えている点もポイントだ。
筐体カラーはオニキスブラック。ボディには軽さと強度に優れるマグネシウム合金が使われている | ディスプレイはほぼ180度開閉可能。複数のメンバーで画面の情報を共有する際に便利だ |
フットプリントは幅319mm×奥行220.2mm。14型ノートPCとしては小さく、取り回しやすいサイズだ。高さは実測で18.4mm。数値的にはスリムであるもののフットプリントが小さいため、手に持った印象としてはわずかに厚く感じた。重量は実測で約1.33kgと軽く、難なく持ち運べる。
ボディはコンパクト。標準的なバッグであれば問題なく収納できる |
高さは公称値で16.9mmだが、実測では18.4mmだった。底面部のゴム足を含めると19.8mmで、設置時は多少厚く感じる |
重量は公称値で1.3kg、実測で1.33kgだった。特別軽いわけではないものの、持ち歩きは苦にならない | 付属の電源アダプタ。重量は実測で280g。本体と合わせて持ち歩いても合計重量は1.6kg程度 |
インターフェースはモバイル用途であれば十分な構成だが、据え置き利用では若干物足りない。しかし付属のUSB Type-C変換アダプタを利用すれば、有線LANやSDサイズのメモリーカードも利用できる。USB Type-Cはデータ通信のみ対応で充電や映像出力には非対応のため、付属アダプター専用として考えたほうがいい。
左側面には電源コネクターとHDMI、USB Type-C、microSDカードスロット | 右側面はヘッドホン出力、USB2.0×2。フルサイズのUSB端子は転送速度が遅い点に注意 |
付属のUSB Type-C変換アダプタ | USB3.0×2とSD/micrSDカード、有線LANを利用できる |
底面カバーを外せば、内部にアクセスできる。カバーは若干取り外しにくいので、工具などを使いながら慎重に作業するといいだろう。内部のレイアウトは特に変わった部分もないため、戸惑うことなく作業を進められるはずだ。
本体底面部。通気口を兼ねた非対称のドットデザインが印象的だ |
底面カバーを外した状態。内部は比較的余裕のあるレイアウト |
メモリースロットは2基。標準ではDDR4-3200の16GBメモリが1枚セットされている | ストレージはM.2接続の512GB NVMe SSD。標準では片面タイプが使われていたが、内部のスペース的には両面タイプが使えるかもしれない。ただしヒートシンクは厳しいだろう |
空冷フィンとファンは比較的大きい。静音性が高く、動作音は気にならなかった | 排気口は右背面に設置されている |