エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.903
2020.08.21 更新
文:撮影・こまめ
「MSI Creator Center」は、システムの設定・監視を一括で行なえる標準収録の専用ユーティリティだ。本体のパフォーマンス設定や省電力設定をクリック一発で手軽に変えられるほか、重いクリエイター向けソフトの優先順位を変更したり、PCの使用状況をモニタリングしたりできる。メンテナンスの機能も用意されているので、積極的に活用したい。
プリセットからパフォーマンスや省電力設定を手軽に調整できる「ユーザーシナリオ」 | クリエイター向けソフトにおける処理の優先度を設定できる「Creatorモード」 |
CPUやGPUの使用率、ディスク使用状況などを監視可能な「モニター」 | 「基本設定」では特殊キーやWebカメラのオン/オフを切り替え可能 |
「バックアップ」ではシステム全体をUSBメモリやISOファイルとしてバックアップできる | バッテリの状態を確認したり充電設定を変更できる「バッテリマスタ」 |
ここからは「Modern 14 B4M」のベンチマーク結果を交えながら、実際のパフォーマンスについて解説する。テスト機のスペックをおさらいすると、APUはRyzen 5 4500Uでメモリ容量は16GB、ストレージは512GB M.2 SSD、グラフィックスはAPU内蔵のRadeon Graphicsだ。
なおベンチマークテストの実施あたりWindows 10の電源プランは「バランス」に、「Creator Center」の「ユーザーシナリオ」は「High Performance」に設定した上で、さらに空冷ファンは「自動」にしている。ベンチマーク結果はパーツ構成や環境、タイミングなどで大きく変わることがあるため、あくまで参考値として考えていただきたい。また文中で触れている他パーツとの比較値は、筆者調べによるものだ。