エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.904
2020.08.25 更新
文:/撮影・pepe
ここからは実際に電源を入れて、その映り具合を確認していこう。「Optix MAG161V」の液晶パネルは視野角178°、IPS駆動方式により左右や上下からの覗き込んでも画質の変化が少ない。表面はグレア処理が施されているため、照明等の強い光源の映り込みは避けられないが動画視聴等では艶とコントラストが際立って見栄えが良くなる。輝度は180cd/m2、コントラスト比は700:1、最大表示色は約26万色となっている。上位モデルの液晶と比較するとスペックは控えめだが、シビアな性能を要求しない用途であれば必要十分だろう。
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左右に傾けるとやや色被りを感じるものの、十分な視認性の高さを維持する |
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上下に傾けても同様にパーソナル用途であれば十分視認性は高い |
続いて「Optix MAG161V」のOSDメニューを確認していこう。左側面のコントローラを押し込むことで各種メニューが表示される。OSDコントローラはいわゆるジョグスイッチタイプで、押し込み操作には慣れが必要かもしれない。なお、コントローラには固定のショートカット機能が割り振られており、上方向に倒すことで明るさ調整、下方向に倒すことで音量調整できる。
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各メニューのアイコンが大きく、目的の設定項目へ直感的にアクセスできる |
基本メニューは「明るさ」、「コントラスト」、動的にコントラスト比を調整する「DCR」、5つの画質プリセットを選べる「モード」、「色温度」、画像の比率を設定する「アスペクト比」、入力信号を切り替える「入力」、ガンマ値を設定する「調整」、「その他」から構成され、コントローラーを上下に動かしてメニューを選択し、押し込むことで設定を変更することができる。
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明るさはデフォルト値が90となっており、1刻みで調整可能 | コントラストはデフォルト値が50となっており、1刻みで調整可能 |
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コントラスト比を動的に調整する「DCR」はデフォルトではOFFとなっている | モードでは、標準を含め全5つの画質プリセットを備え、シーンに応じて素早く画質を適用することができる |
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色温度では、「クール」、「暖かい」、「ユーザー」の3項目を備え、「ユーザー」を選択した際はRGBを個別に調整することができる |
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アスペクト比は、「AUTO」、「16:9」、「4:3」から比率を設定することができる | 入力では、映像信号の入力を手動で切り替えることができる |
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調整では、ガンマ値を2.2または2.4の明るさ任意で設定することができる | その他では、OSDの表示言語、設定のリセット、内蔵スピーカーの音量調整が可能 |