エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.909
2020.09.16 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
続いて、本来なら「GeForce RTX 3080 Founders Edition」を分解して内部構造を確認するところだが、NVIDIAより製品を借り受ける際に、今回の「Founders Edition」は構造が特殊なため、分解する場合は必ずベンチマークの検証が全て終わってからおこなうこと。またそもそも分解自体を推奨していない旨連絡があり、今回は見送ることにした。その代わり、NVIDIAから提供された資料と分解画像を使って解説していく。なお外観については、先日お届けしたファーストインプレッションを参照いただきたい。
「GeForce RTX 3080 Founders Edition」では、ブラケット側のファンは排気用。先端側のファンはPCケースのリアファンから排気するためのエアフローを作り出す |
VGAクーラーのベース部分には銅製ヒートパイプを備えたベイパーチャンバーベースを搭載 |
ヒートパイプは計4本で、2基のファンはいずれも実測直径85mmのラウンドファンを搭載 |
基板を大きくはみ出し、カードほぼ全体を覆う大型のヒートシンクは4つのパーツで構成されている |
カードの前方にファンを実装するため、前方が大胆にカットされた基板を採用。GPUの周りには10枚のGDDR6Xが実装されている |
電源回路は基板の前方に11フェーズ、後方に7フェーズの18フェーズで、2フェーズ分の空きパターンも確認できる |
消費電力(250W→320W)、ダイサイズ(545mm2→628.4mm2)とも増えているにもかかわらず、基板のサイズはGeForce RTX 2080 SUPERの半分程度になっている |