エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.909
2020.09.16 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
次に協力プレイに特化したFPSゲーム「Wolfenstein: Youngblood」のスコアを確認しよう。こちらも解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類で、グラフィックスクオリティは最高品質の“マイン・レーベン!”で、レイトレーシングは“有効”、ベンチマークテストは“ラボ”を選択した。なおテスト用のプログラムには、GeForce RTX 30シリーズに最適化をしたというβ版を使用している。
負荷の軽いフルHD解像度やWQHD解像度では約1.2倍と差が小さいのはこれまで通り。一方、負荷が高くなる4K解像度では約1.85倍もの差が付き、高解像度環境ではやはりGeForce RTX 3080が強さを見せている。ただし、DLSSの効果はこれまでのベンチマークに比べると小さく、有効にしても約1.3倍しかスコアが上がらなかった。
ゲーム系ベンチマークテストのラストは、リアルタイムレイトレーシング機能にいち早く対応した「Battlefield V」で締めくくろう。描画品質は“最高”、解像度はこれまでと同じ1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類で、シングルプレイヤーモード「大戦の書」の「最後の虎」をプレイした際のフレームレートを測定している。
リアルタイムレイトレーシングを有効にした、重量級のテストということもあり、フルHD解像度で1.55倍、WQHD解像度では1.67倍、4K解像度では1.87倍と今回のテストの中では最も大きな差がついた。フレームレートもDLSSを使うことなく60fpsをクリアしており、ようやく4K解像度でもリアルタイムレイトレーシングを使える環境が整った。