エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.910
2020.09.18 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
四隅のゴム足部分に固定されていたネジを外すだけで、側面フレームと一体化した底面カバーを取り外すことができる |
続いて「PN50-BBR026MD」のフレームを展開し、その内部構造をチェックする。さすがは追加パーツの組み込みが前提になっているベアボーンキットだけに、内部へのアクセスは簡単だ。パーツの組み込みを含め、作業時間は10分とかからないだろう。
底面の四隅が長ネジで固定されており、これらを取り外してカバーをスライドさせるだけで分解が可能。基板側にM.2スロットとメモリスロットを備え、底面カバーが2.5インチベイを兼ねている。SATAコネクタは内側のフレームと一体化しており、再びスライドして筐体を閉じるとドライブに接続される設計だ。
カバーを取り外すだけで、容易に内部にアクセス可能。SATAコネクタは内側のフレームに直接マウント、基板とはリボンケーブルで接続されていた |
無駄なく詰まっているという印象の内部構造。メモリとストレージ関連のスロット以外にユーザーがカスタムする要素はなく、初心者でも十分組み込みは可能だ |
メモリスロットは、DDR4-3,200MHzに対応するSO-DIMMスロット2基を備えている | リアインターフェイス用の基板下には、M.2 2242/2280フォームファクタに対応するM.2スロットが隠れていた |
Wi-Fi 6(802.11ax)+Bluetooth 5.0に対応するIntel製Wi-Fiモジュール「AX200NGW」 | フロントインターフェイス側に実装されているマイクモジュール |
さて、内部構造を確認した流れで、そのまま追加パーツを組み込もう。メモリスロットはDDR4-3,200MHzに対応するSO-DIMM×2で、最大64GB(32GB×2)を実装可能。ストレージはM.2 2242/2280フォームファクタのNVMe M.2 SSDに加え、最大9.5mm厚の2.5インチSSD/HDDを搭載できる。
SO-DIMMの搭載イメージ。端子の切り欠きを確認して挿入、そのままモジュールを倒せばロックがかかって組み込み完了。このあたりの装着方法はノートPCと変わらない。 |
付属のネジを使用して、NVMe M.2 SSDをスロットに装着する。2.5インチドライブ用のマウンターに覆われる構造のため、ヒートシンクを取り付ける余裕はあまりない |
これまた付属のネジを使用し、2.5インチドライブをマウンター兼用の底面カバーに取り付ける。フタを閉めれば、そのままコネクタに接続される仕様だ |