エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.911
2020.09.20 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
続いて編集部に届けられた評価サンプルをパッケージから取り出し、外観を確認していこう。アスペクト比3:2の13型液晶はフラットなベゼルレスタイプで、非表示領域は左右実測約5mm、上約7mmの3辺狭額縁デザインを採用。本体サイズは幅289mm、奥行き219mm、高さ17.75mmで、13型ノートPCとしては薄型かつコンパクト。重さも1.2kgと軽いことから、資料と一緒にビジネスバッグで持ち運ぶような場合でも苦にはならないだろう。
スケーリングの調整は必須。高解像度だからといって、全員がその恩恵を受けられるわけではないということは覚えておく必要がある |
また液晶パネルは視野角の広いIPS方式で、角度をつけた状態でも視認性は良好。解像度は2,160×1,400ドットと高精細だが、初期スケーリングは“200%(推奨)”に設定されており、そのままだとかなり手狭に感じる。そこで等倍である“100%”に変更したところ、今度は文字が小さすぎて、老眼が始まっている筆者には辛かった。最終的には“150%”で落ち着いたが、個人差が大きいためスケーリングはそれぞれ好みに合わせて調整する必要があるだろう。
天板部分は左上に「CHUWI」のロゴがあるだけのシンプルなデザイン。ビジネス用途で使用する場合も、周囲から浮いてしまう心配はないだろう |
液晶ディスプレイのヒンジは180°まで開閉可能。ミーティングなど複数人で覗き込むような場合に便利だ |
左側面にはDC入力と、急速充電PD2.0に対応するUSB Type-Cを搭載 | 右側面にはmicroSDカードスロット、ヘッドフォンジャック、USB3.0 Type-Aを搭載 |
高さはゴム足部分を入れても20mm以下。厚さのないバッグにも無理なく収納できる |
本体裏面の四隅には、滑り止め効果に加え、底面吸気用のエアフローを確保するためのゴム足を実装 |
スリット状の2列の通気口にはメッシュパネルが貼り付けられていた | ゴム足のサイズは実測で直径約17mm、高さは約3mm |
SATA接続に制限されるものの、M.2 2280 SSDを増設することもできる |
キーボードはテンキーレスの英語配列で、暗所でも入力ができるようホワイトLEDのバックライトを搭載する。またキーピッチは実測19mmで、十分なスペースが確保されていた。ただし“\”の位置や、メディアキーが優先で、ファンクションキーを入力する場合に「Fn」キーとの同時押しが必要になるなど、やや癖がある。さらに電源ボタンが「Backspace」の上にあるため、入力中に誤って押してしまい、スリープに入ってしまうことが何度かあった。
キータッチはやや固め。ただしキーピッチは実測19mmと余裕があるため、入力は比較的快適だ |
各キーにはホワイトのバックライトLEDを搭載 | 実測で幅110mm、縦68mmの大型タッチパッドを搭載。クリックボタン一体型だが反応は良好だ |