エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.914
2020.09.24 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
ここからは、実際のゲームを想定したベンチマークソフトでのチェックを実施していく。まずは⼈気MMO RPGの最新アップデート版「ファイナルファンタジーXIV: 漆⿊のヴィランズ」の公式ベンチマークテストの結果を確認しよう。解像度は7,680×4,320ドット、3,840×2,160ドット、2,560×1,440ドット、1,920×1,080ドットの4種類で、描画品質は“最高品質”を選択している。
フルHD解像度やWQHD解像度では負荷が軽すぎることもあり、その差は約2%とごくわずか。ただし、4K解像度では約10%、8K解像度では約20%に差が広がり、処理が重くなるにつれて「GV-N3090GAMING OC-24GD」が本領を発揮する。ちなみに8K解像度の判定はいずれも“快適”で、「ファイナルファンタジーXIV︓漆⿊のヴィランズ」クラスの比較的軽めのゲームなら、どちらのGPUを選択しても問題ないだろう。
続いて、RPGゲームの大作「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」のスコアもチェックしていこう。今回はハイエンドグラフィックスカードということを考慮し、プリセットではなくカスタム設定で、全ての描画品質を最高に設定した状態で計測を実施。なお解像度は8Kの設定ができなかったため、3,840×2,160ドット、2,560×1,440ドット、1,920×1,080ドットの3種類。また3,840×2,160ドットではDLSSを有効にした状態でも計測を実施している。
「ファイナルファンタジーXIV︓漆⿊のヴィランズ」よりも負荷が高いこともあり、フルHD解像度でも約9%、それ以外では約15%の差がついた。また4K解像度では、最高品質にもかかわらずDLSSを無効にした状態でも“快適”判定(「GeForce RTX 3080 Founders Edition」では“やや快適”)を獲得しており、ようやく一切画質に妥協なく「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」を快適にプレイできる環境が整ったことになる。