エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.914
2020.09.24 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
続いて人気バトルロイヤルゲーム「フォートナイト」のスコアを確認していこう。解像度は7,680×4,320ドット、3,840×2,160ドット、2,560×1,440ドット、1,920×1,080ドットの4種類、グラフィックスクオリティは“最高”、APIはDirectX 12、レイトレーシングは“有効”で、3,840×2,160ドット以上ではDLSSを有効にした状態でも計測を実施した。
4K解像度までは「GeForce RTX 3080 Founders Edition」との差はごくわずか。ただし4KのDLSSでは約8%上回るスコアで、処理が重くなると差が広がる傾向はこれまで通り。また8K解像度では、「GeForce RTX 3080 Founders Edition」がDLSSを有効にしても5.2fpsとまともに動作しないのに対して、「GV-N3090GAMING OC-24GD」では、DLSS無効で12.1fps、DLSSを有効にすると34.3fpsまでスコアが上昇。ゲームを楽しめるレベルまでフレームレートを引き上げることができた。
協力プレイに特化したFPSゲーム「Wolfenstein: Youngblood」のスコアも確認しておこう。こちらも解像度は7,680×4,320ドット、3,840×2,160ドット、2,560×1,440ドット、1,920×1,080ドットの4種類、グラフィックスクオリティは最高品質の“マイン・レーベン!”、レイトレーシングは“有効”、ベンチマークテストは“ラボ”を選択した。
やはり負荷が軽すぎるWQHD解像度まではスコアにほとんど差はでなかった。ただし、4K解像度では約10%スコアが上昇。また8K解像度では、「GeForce RTX 3080 Founders Edition」はメモリが不足し、まともに動作しなかったのに対して、「GV-N3090GAMING OC-24GD」はDLSS無効の状態でも46fps、DLSSを有効にすると56fpsまでスコアが上昇。さらにDLSSの品質を「パフォーマンス」から「ユーバーパフォーマンス」に変更すると70fpsを超え、8K解像度でもマルチプレイが十分楽しめるようになる。
「GeForce RTX 3080 Founders Edition」で8K解像度にするとビデオメモリが不足するため正常に動作しない(画像左)。ちなみに「GV-N3090GAMING OC-24GD」でチェックした場合のビデオメモリの使用量は10.32GBだった(画像右) |
ゲーム系ベンチマークテストのラストは、リアルタイムレイトレーシング機能にいち早く対応した「Battlefield V」で締めくくろう。解像度はこれまでと同じ7,680×4,320ドット、3,840×2,160ドット、2,560×1,440ドット、1,920×1,080ドットの4種類。描画品質は“最高”、レイトレーシングは“有効”で、シングルプレイヤーモード「大戦の書」の「最後の虎」をプレイした際のフレームレートを測定している。
「Wolfenstein: Youngblood」と同じく、フルHD解像度やWQHD解像度では約2%とごくわずか。一方、4K解像度では約5%へと差が広がっている。また8K解像度では「GeForce RTX 3080 Founders Edition」がまともに動作しないのに対して、「GV-N3090GAMING OC-24GD」ではDLSSが無効でも10倍以上の23.5fps、DLSSを有効にすると32.7fpsまでスコアが上昇し、最高品質でもゲームができるレベルまでフレームレートを引き上げることができる。