エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.915
2020.09.27 更新
文:/撮影・pepe
続いて「G34WQC」のゲーミングOSDをチェックしよう。OSDの制御はジョイスティックタイプのスイッチを備え、これ一つで上下左右と押し込み操作の全てを担っている。スイッチを押し込み基幹メニューを起動すると、各種設定を行う「SETTING」、練習用のクロスヘアを表示させる「CROSSHAIRS」、ゲーマー向けの便利機能を集約した「GAME ASSIST」が表示される。
スイッチを押し込むと十字デザインの基幹メニューが表示される |
「CROSSHAIRS」は、画面中央に4種類のデザインから任意のクロスヘアを表示させることがでる。また「GAME ASSIST」は、カウントアップおよびダウンを選択できるタイマー表示機能「Gaming Timer」、設定した時間を繰り返しカウントする「Gaming Counter」、リフレッシュレートを表示させる「Refresh Rate」を備え、タイマーやリフレッシュレートは、「Info Location」により画面内の表示位置を変更することができる。
練習用のクロスヘアを表示する「CROSSHAIRS」 |
上位モデル同様にタイマーやリフレッシュレート表示機能を搭載 |
「GAME ASSIST」で設定したタイマーやリフレッシュレートは、表示位置を変更可能 |
メインメニューとなる「SETTING」は、ゲーミングに関わる各種動作を設定する「Gaming」、画像や映りを調整する「Picture」、入力信号を切り替える「Display」、2つの映像信号を同時に入力する表示させる「PIP/PBP」、オーディオの他ショートカット機能を設定する「System」、OSDの表示言語を設定する「Language」、任意の設定を保存できる「Save Setting」、全ての設定をリセットする「Reset all」から構成されており、設定可能な項目数はこちらも上位モデルと差がない。
露出を抑え暗部の明るさとコントラストを補正する「Black Equalizer」 | 低解像度画像にシャープネスを適用する「Super Resolution」 |
アスペクト比を設定する「Display Mode」 | 応答速度を調整可能な「Overdrive」 |
ディスプレイ同期を有効にする「Freesync Premium」 | プリセットされた画像モードと、画像の個別調整が可能な「Picture」 |
入力信号を切り替える「Input」 |
異なる映像信号を表示させる「PIP/PBP」 |
「System」ではスピーカーのボリュームやOSDのショートカットの割り当てを設定可能 |
「Language」のデフォルトは英語だが、もちろん日本語表示に切り替えることもできる |
最大3つの設定を保存、読み出し可能な「Save Settings」 |
またOSD制御用スイッチを上下左右に倒すことで、割り当てたメニューを素早く呼び出すことができるショートカット機能を搭載。デフォルトで割り当てられている機能は「System」の「Quick Switch」から任意のメニューに変更することができる。
上に倒すと「Black Equalizer」 | 右に倒すと入力信号の切り替え |
下に倒すとプリセットされた「Picture Mode」 | 左に倒すと練習用の「CROSSHAIR]を呼び出せる |
「G34WQC」にはシーンに応じてあらかじめカスタマイズされた6つのプリセットが、「Picture」項目に用意されている。プリセットには「FPS」、「RTS/RPG」、「Movie」など便宜上のネーミングが付いているが、必ずしもそのジャンルや用途専用というわけではない。なお6つのプリセットに加え、「Custom」メニューで任意の画質プリセットを最大3つまで保存することができる。それぞれのプリセットには輝度、コントラスト、彩度といた詳細な画質設定項目があるため、プレイスタイルにあった設定を追求するのも楽しいだろう。
「Standard」 | 「FPS」 |
「RTS/RPG」 | 「Movie」 |
「Reader」 | 「sRGB」 |