エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.918
2020.10.05 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
画像セッションのラストは、AMD X300チップセットを採用するMini-STXマザーボード「X300M-STX」をチェックしていこう |
「DeskMini X300」に実装されるマザーボードは、AMD X300チップセットを採用するMini-STXマザーボード「X300M-STX」だ。CPUソケットはSocket AM4で、Raven Ridge、Picassoに加えて、最新世代のRenoirに正式対応する。一方、「DeskMini A300」がサポートしていた、Bristol Ridge世代のAPUには非対応となるので注意が必要だ。
主なスペックはメモリスロットがDDR4-3200 SODIMM×2(最大64GB)、ストレージインターフェイスはSATA3.0(6Gbps)×2、「Ultra M.2」×2で、拡張スロットはワイヤレスモジュール用のM.2 2230×1を備える。
実測幅140mm、奥行き145mmのMini-STXフォームファクタマザーボード「X300M-STX」。チップセットはプロセッサダイレクトアクセス方式の「AMD X300」 |
基板の約3分の1を専有するCPUソケットSocket AM4。リテンションは通常のフック式だが、ケースとの兼ね合いでCPUクーラーの高さは46mmまでに制限される |
電源回路は5フェーズ構成で、MOSFETには高さ約20mmのアルミニウム製ヒートシンクを搭載 |
高効率かつ低発熱な1チップMOSFETを採用 | PWMコントローラは4+2フェーズ対応のRichtek「RT3667BQ」 |
メモリスロットはデュアルチャネル対応のDDR4 SO-DIMMx2。動作クロックはRenoir搭載時が3,200MHz、Raven Ridge、Picassoでは2,933MHz |
ネットワークカード用のM.2 2230と「Ultra M.2」は亀の子仕様 |
BIOS ROMは1基のみ。なお今回の評価サンプルのバージョンは「P1.40」だった | 4pinファンコネクタは2基搭載 |
フロント用の9pinピンヘッダ(左)とオーディオ用4pinピンヘッダ(右) | USB2.0ピンヘッダや、CMOSクリア用のピンヘッダも実装 |
RealtekのギガビットLANコントローラ「8111H」(左)とオーディオコントローラ「RTD2168」(右) | I/OコントローラNuvoton「NCT5567D-B」 |
電源回路以外のMOSFETやチョークコイル、コンデンサにもローハイトのものが採用されている |
基板裏面の大部分のスペースをメタル製バックプレートが専有している |
基板裏面にも「Ultra M.2」を搭載。なおAthlon 2xxGEシリーズを搭載している場合はPCI-Express3.0(x2)接続に制限される |
電源とデータ信号をまとめてやり取りできる専用のSATAコネクタ | CMOS保存用のバッテリ「CR2032」も基板裏面に実装 |