エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.918
2020.10.05 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
ここからは各種パーツを組み込んで「DeskMini X300」の実動テストを進めていこう。CPUは「Ryzen PRO 4000」シリーズの最上位モデルAMD Ryzen 7 PRO 4750Gで、メモリには3,200MHz駆動のCrucial製8GB SO-DIMMメモリ(2枚)を、ストレージにはCFD「EG1VNE」シリーズの1TBモデル「CSSD-M2M1TEG1VNE」を使用した。なお今回はメモリクロックによる性能の違いを確認するため、2,666MHzと3,600MHzにした場合でも計測を実施している。
これまでのAPUでは、コア数が最大でも4コアに制限されていたが、Renoirでは8コア/16スレッドに対応。特にマルチスレッド性能が大きく向上している |
第3世代Ryzenシリーズに比べて、L3キャッシュは最大でも8MBと少なめ |
シングルスレッドテストでは、定格を超える4.425GHzまでクロックが上昇 | マルチスレッドテストでは、4.20GHz前後で推移する |
GPUコアクロックは2,100MHz、ビデオメモリのクロックはメインメモリと同じ3,200MHz駆動で、メモリ帯域は51.2GB/sec |
メモリクロックを2,666MHzにすると、ビデオメモリのクロックも2,666MHzに低下する |
今回テストに使用したCrucial「CT8G4SF832A」は3,600MHz駆動でも問題がなかった |
「CrystalDiskMark 7.0.0」の結果。シーケンシャルは最高3,450MB/secで、PCI-Express3.0(x4)の限界に近いパフォーマンスが出ている |