エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.919
2020.10.09 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
メモリスロットは、最大2,933MHz動作に対応するDDR4×4で、メモリ容量は最大128GB(32GB×4)を実装できる。ただし、最大2,933MHzで動作するのはCore i9/i7搭載時で、Core i5/i3(またはそれ以下のCPU)を搭載した場合は、最大2,666MHz動作に抑えられる点には注意。エントリー向けのマザーボードであることを考慮すれば、基本的に最大2,666MHz動作のメモリをベースに選ぶことになるだろう。
ともすればメモリスロットの本数が削られかねないエントリー向けモデルにあって、最大128GBを実装できる最大2,933MHz対応の4本スロットが搭載されている |
UEFIのメモリ設定には、DDR4 800MHzから(現実的ではないものの)DDR4 8266MHzまでのクロック設定が用意されていた |
ヒートシンクによる放熱でサーマルスロットリングを防ぐM.2スロット。「B460GTQ」には十分な数のストレージが搭載可能だ |
続いてストレージの構成をチェックしていこう。PCI-Express3.0(x4)接続のM.2スロットは2基が搭載されており、エントリー向けながら両方に専用のヒートシンクを備える点は大きなトピック。別途ヒートシンクを調達することなく、NVMe SSDの課題である発熱に対処できる。また、SATA3.0(6Gbps)ポートも6基を実装。ストレージに不足を感じることはないだろう。
上側の「PCIe-M2_1」はNVMe/SATAの両方に対応、下側の「PCIe-M2_2」はNVMe専用。フォームファクタはいずれもM.2 2280で、「PCIe-M2_1」にSATA接続SSDを搭載する場合は、一部SATAポートと排他利用になる |
2基のスロット両方に専用ヒートシンクを装備。ヒートシンクは2ヶ所でネジ留めする仕様だ |
まだまだ大容量ストレージ用として需要があるSATA3.0ポートは、合計6基を備える |
拡張スロットは、PCI-Express3.0(x16)×1、PCI-Express3.0(x1)×2の合計3スロットという、MicroATXマザーボードらしい構成。グラフィックスカード用のPCI-Express3.0(x16)スロットには、メタルシールドで補強された「PCIe Iron Slot」を備えている。
基本的には、グラフィックスカード1本とその他拡張カードの組み込みが想定されている |
グラフィックスカード用の装甲スロット「PCIe Iron Slot」 |