エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.920
2020.10.11 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
メモリスロットは、最大2,933MHzで動作するデュアルチャネル対応のDDR4×4で、最大128GBを実装可能。低価格モデルでは2スロット仕様も珍しくないB460搭載のMicroATXマザーボードにあって、フルサイズ同等のメモリを組み込める。なお2,933MHzで動作するのはCore i9/i7搭載時で、Core i5/i3やPentium、Celeronプロセッサ搭載時は2,666MHzまでに抑えられる点は覚えておこう。なお、メモリプロファイルはXMPをサポート、簡単にメモリの最大性能を発揮できる。
CPUソケット側から「DDR4_A1/A2/B1/B2」の順に並んだ、片側ラッチのメモリスロット。2枚を実装する場合は、A2とB2の組み合わせが推奨されている |
UEFIをチェックすると、DDR4-800~2666MHzまでの設定項目が用意されていた。あくまで定格値の範囲から選ぶということのようだ |
ストレージは、PCI-Express3.0(x4)接続に対応する「Ultra M.2」を2基搭載。CPUソケット側のスロットには専用ヒートシンクの「M.2 Armor」を標準で備え、サーマルスロットリングによるNVMe SSDの性能低下を防ぐことができる。また、SATA3.0(6Gbps)ポートも6基を搭載し、ストレージ不足に陥る心配は無用だ。
コントローラの発熱が心配なNVMe SSDの放熱のため、専用ヒートシンクの「M.2 Armor」を標準装備。別途ヒートシンクを用意する必要がない |
肉厚で頼もしいヒートシンク。その冷却性能は後ほどテストセッションで検証したい |
CPUソケット側の「M2_1」はPCI-Express専用で、下側の「M2_2」はPCI-ExpressとSATA両対応。フォームファクタはいずれも最大M.2 2280を実装可能だ |
2か所に分かれて実装された6基のSATA3.0ポート。ちなみに「M2_2」にSATA接続のSSDを搭載した場合は、SATA3_0ポートが使用できない排他仕様になっている |
拡張スロットは、PCI-Express3.0(x16)×1、PCI-Express3.0(x16/x4動作)×1、PCI-Express3.0(x1)×1の3スロット構成。最上段のPCI-Express3.0(x16)スロットは、重量級グラフィックスカードを受け止める装甲仕様の「Steel Slot」が採用されている。AMD CrossFireXのマルチGPUもサポートしているが、基本的にグラフィックスカード単挿しを想定した構成だ。
また、最下段には802.11ac対応のWi-Fiモジュールを実装可能なM.2スロット(Key E/2230)を搭載。別途モジュールを用意すれば、Wi-Fi対応のマシンを構築できる。
拡張スロットは、3基のPCI-Express3.0スロットとWi-Fi用のM.2スロットを備えている |
メタルシールドでカバー、半田接点も強化された装甲スロットの「Steel Slot」。重量級カードを組み込んだ際に、スロットが重さで破断することを防いでくれる |